まやたろの体当たりチャリンコ日記

まやたろの体当たりチャリンコ日記

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン!

Matakana Market

Jul 28th

Matakana Weekend Marketに出店が決まり、それに向けて準備を進める日々。

https://www.instagram.com/p/Bluo2dJB97-/

Getting ready for the #Matakanaweekendmarket !!

 

エクスチェンジ(働く代わりに宿代を割り引いてもらう仕組み)で滞在させてもらっているミオさんのお家には竹がたくさん生えているので、持ってきた竹に加えてミオさんのお家の竹も使わせていただく。

初めて見る種類の竹。枝の範囲が広いのでうまく使わないと半分ぐらいロスしてしまう。

 

I used some new type of bamboo which were growing in the yard. I've never seen a type like this. It was a bit windy, but it worked out fine.

繊維もかなり曲がってウネウネしているものの、なんとか形にすることができた。

 

そして迎えたマーケット当日。

7時を過ぎてもまだ薄暗い冬の朝。雨が上がったのを見計らって、10km先のMatakanaまで走る。

8時過ぎにMatakanaに到着し、ファーマーズマーケットを覗く。あちこちからいい匂いがする。

後ろ髪を引かれつつも、自分の店の準備のためにマーケットを後にする。

我々の会場は地域のコミュニティセンター。ファーマーズマーケットに比べると認知度はとても低く、地元の人すら知らないほどだけれど、その分出店料も安く、わたしのような新参者も快く受け入れてくれた。

 

会場に入るなり、美しいフラックス編みのバスケットに目を奪われた。

 聞けば彼女はフラックス編み歴15年のベテランで、自宅で教室も開いているという。

ニュージーランドではいたるところにフラックスが生えており、マオリの人々は昔からこのフラックスを使ってカゴや食器を作ってきた。

編み方も竹細工に似ていて、彼女も私の作ったカゴに大変興味を持ってくれた。

他の出店者の方も素敵な人ばかりで、商品だけでなく、私たちのコンセプトに共感してくれる人がとても多かったのも嬉しい。

 

お箸とお鍋敷きをそれぞれ買ってくれた素敵な姉妹は、ここからしばらく北に行ったMangawhaiという町に別荘があるからいつでもおいでと言ってくれた。

 

It was such a lovely day!!
People in the Matakana weekend market was absolutely lovely!!
I’m happy that many people were interested in our concepts as well as the products.

Lovely sisters who bought the chopsticks and the pot stand invited me to their cottage in Mangawhai.

 

研ぎ師であるおじさんは、わたしの竹割包丁を見て

「なんでこんなに重くて研がれてないナイフを使ってるんだ?」

としきりにきいてきた。

竹割包丁は刃物を自分に向けて使うからあえてこうしてるんだよ、と説明しても首を傾げられる。

しばらくして戻ってくると、彼の手作りのナイフ(もちろん軽くてキンキンに研がれている)をプレゼントしてくれた。

たぶん納得してなかったからなのだろうけど、とっても嬉しい。

I made many friends here. A guy who is a knife maker and polisher seemed interested to see my knife. He couldn't understand why I was using such a heavy and blunt knife. I explained him it is meant to not to hurt yourself, but he didn't really understand. Few minutes later, he came back with a light sharp handmade knife and said it was a gift for me!! How lovely!!

 

お昼頃、天井の蛍光灯からもくもくと煙が出てきて、消防車が出動するハプニングもあったものの、1時間ほどでおさまり、ホッと一安心。

However there was some smoke coming out from the ceiling and we had to wait for a while for the fire fighters. I’m glad that it turned out to be ok.


お世話になってるタカさんファミリーやミオさんも遊びにきてくれた。

My friends came to see me as well.

帰りはミオさんが送ってくれたおかげで楽チン。車って速くて便利ですよね。

ミオさん、リック、一週間お世話になりました!

ミオさんたちはファームステイならぬ「アートステイ」をやってらっしゃいます。

滞在中は英語を学びながら陶芸家であるリックと一緒に陶芸をしたり、ミオさんと絵画や手芸をしたりできますよー。

Thank you Mio & Rick!!

They are doing an "Art stay". Where you can learn English and pottery while visiting. What a great idea!!

artstay.jimdo.com

 

Ecohouse in Kaiwaka

「自分でecohouseという家を建てて自給自足的な暮らしをしている80歳の日本人のおじいちゃんがいるんだけど行ってみる?」

誘ってくれた鍼灸師のタカさんファミリーと一緒に、Kaiwakaのヨシさんの元を訪ねた。

元々工学博士であるヨシさんは、20年以上前にここKaiwakaに移住し、実験住宅としてこの家を建て、太陽光エネルギーや排泄物を最大限に利用し、いかにエネルギーに変換するかということを日夜研究している。

We visited Yoshisan's ”Ecohouse” in Kaiwaka. His experimental house was very interesting, making good use of solar energy and the manure to produce cooking gas.


家の一番高い屋根裏部屋はガラス張りのソーラールームで、冬はここからダクトで部屋に温風を引き入れたり、夏は地下室から冷気を送るなどの工夫をしている。

地下室は冷蔵庫がわり。たくさん採れたキウイを保管している。これで3ヶ月ぐらいは持つそう。竹が使われていた。


また、排泄物や生ゴミはすべてバイオガスに変換される。現在ヨシさんは一人暮らしなので量は少ないが、それでも毎朝500ml程度のお湯を沸かせるぐらいのガスはできるらしい。
晴れた日にはソーラークッカーでパンも焼けるという。

キウイの木。鳥の巣みたい。これで年間300個ぐらいはとれるらしい。

元々音響学者であるヨシさんこだわりの野外劇場は、ギリシャの野外劇場と同じ26.3度の角度に観客席がつけられていて、声が驚くほどよく届く。以前は和太鼓の演奏会や音楽会をやっていて、多い時には200人ほど集まったそう。

 
 
 

そして中でも面白かったのは田んぼ。稲というのは元々多年生らしく、ヨシさんは実験もかねて10年以上、稲の株をそのままにして毎年収穫しているという。収量はもちろん毎年更新するよりははるかに少ない(3畝で30kg程度)が、かかる労力を考えればこれもありなのかもしれない。田んぼの草とりを少しお手伝いした。

What interested me the most was the rice paddy, which he harvests from the same crop for over 10 years. I've never seen a paddy like that. Although the yield is not as much as planting every year, it might be good enough considering the labor.

 

 


途中で迷い込んできた鳥がネットに引っかかり、助けようとしたけど死んでしまった。黄色い羽根のきれいな鳥。なんていう名前だったけ。

お忙しいところ連れて行ってくれたタカさんファミリー、そしてヨシさん、本当にありがとうございました。

Auckland to Matakana

July 22

オークランドから70kmほど北上したMatakanaという小さな村。平日は静かなこの村も、毎週土曜日の朝は全国各地からやってくる人で賑わう。Matakana Village Farmers Marketはオーガニックで新鮮な野菜やチーズ、ワイン、はちみつ、焼きたてのパン、近郊で獲れたオイスター、サーモン、ハムなど、聞くだけでもよだれが…

 

噂ではこのファーマーズマーケットとは別に、クラフトマーケットも開かれるという。そして調べてみたところ、ちょうど7月28日に次のマーケットがあるようだ。

ダメ元で「まだスペースが空いていたら出店したいです」と聞いてみたところ、

「あなたのためにテーブルをおさえておいたわ」とのお返事。

あまりにあっさりと決まって拍子抜けしたけど、そうと決まればそれに向けて準備をするしかない。

 

I heard there is a wonderful Farmer's Market in Matakana, a small village 70km north of Auckland. There is also a craft market, and I asked if there were any space available at the upcoming market on 28th July, and I was surprised to get a table!

 

先日Bamboo Huntingに行ったおかげで材料はたっぷりある。竹と荷物を積み込んで、10日間お世話になったナイリーの家を出発した。

雨がパラパラと降る中、フェリー乗り場へ。

北島に渡る橋は自転車と歩行者は通れないのでフェリーに乗るしかないのだ。

I packed up my luggage and bamboo and left for the ferry.

Bicycles and pedestrians are not alowed to cross the bridge, so we need to take a ferry to the north shore.

30分後、対岸についてフェリーを降りると、いきなり壁のような上り坂が現れた。

だがこれはまだ序の口だった。

 

次から次へと現れる坂、坂、坂。

一つ一つは大きくないが、そのどれもが8-12%ぐらいある。

写真だとぜんぜんこの辛さが伝わらないのがもどかしい。

アンデスや箱根もしんどかったけれど、大きな峠を一つ越えるのと、

この先あといくつ坂があるのかわからないのはまた違うしんどさがある。

「こんなに坂が多いなんて…知っていたら自転車なんて持ってこなかったのに…」

と早くも弱気になるわたし。

おまけに時折雨と向かい風にも見舞われる。

こんなにも荷物を持ってきたことを後悔し、

自転車を乗り捨ててヒッチハイクしたい気分だった。

 

After 30 minutes, I arrived to the north shore where I was welcomed with a steep hill.

oh no... But this was just the begining.

Endless hills, hills, hills... and they are sooooo steeeeep!!!

I felt like it was harder than the Andes or the Hakone, because its not just one big hill, and you never know what's coming up next.

The weather was not good as well, and I caught many showers and headwind on the way.

I regretted that I brought so much stuff with me, and I almost threw my bike away and hitchhiked.

それでも、坂の途中で竹を発見したり、

But everytime I found some bamboo on the road,

美しい海岸線や、草を食む牛に癒され

and when I saw the beautiful coast, sheeps and cows grazing the grass, it made me feel better.

 

 

息も絶え絶えにたどり着いたミオさんとリックのおうちに着いた時は心底ホッとした。ミオさんのおいしい手料理をいただきながら、陶芸家のリックのヒッチハイク話を聞くのが楽しかった。今夜はよく眠れそう。

And I felt so relieved when I was warmly welcomed by Mio and Rick, who are hosting me tonight. We enjoyed sharing our stories over delicious dinner and wine.
I'm sure I can sleep well tonight.

Bamboo Hunting

ニュージーランドの竹を使って竹細工をする」というのが今回のミッションのひとつ。

だが滞在させてもらっているナイリーの家は閑静な住宅街。

なかなか竹は見当たらない。

そんな中、ナイリーが調べてくれた情報によると、

ここから西に車で40分ほどいったTitirangiという村の周辺に竹があるという。

「ちょうど今日なら仕事もないし、ドライブがてら行ってみない?」

というナイリーのやさしいお誘い。

わたしのために竹情報を調べ、さらに連れて行ってくれるという。

どこまでいい人なんだ、ナイリー!

 

One of my mission is to make bamboo crafts from NZ bamboo.

However, it is difficult to find bamboo around here in the town of Auckland.

Ngairie found some information that said there are some bamboo in Titirangi, which is about 40min drive from here.

"It's a nice place so we can go for a drive" said Ngairie.

I can't believe how kind she is.

 

途中でナイリーのお友達である日本人夫婦のおうちにおじゃまする。

ドッグシッティングという犬をたくさん預かる仕事をしているそうで、

この日も大小3匹の犬がいてにぎやかだった。

奥さんのしょうこさんも手仕事に興味があり、

マオリのフラックス編みを時々習いに行っているという。

そしてしょうこさんから新たな情報を入手。

ここから車で5分ほどの遊歩道に竹が生えているというので

今度はそこに行ってみることにした。

 

On the way we visited Ngairie's Japanese friend.

They were many cute dogs jumping around, because they often do dog sitting. 

Shoko also likes handicrafts, and she showed me her Maori flax art that she learned at the weaving class.

She also gave us information that there is a walkway close from here that also has bamboo.

 

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電波塔のすぐ下に遊歩道の入り口があるという。

「電波塔…電波塔……あった!」

車を停め、遊歩道を下って行く。なんだか宝探しみたいでワクワクする。

フラックスやシルバーファーンというNZ固有の植物がたくさん生えていて、歩くだけでとても気持ちがいい道だ。

だが竹はなかなか見つからない。

結局竹を見つけることができないまま、遊歩道は海岸に抜けた。

「竹は見つからなかったけどいい運動になったね。」

と笑いながら来た道を戻る。

 

We looked for the entrance of the walkway, parked the car and started to walk.

It was a nice walk, and we saw many flax and silver fern trees on the way.

We couldn't find any bamboo, but it was a nice exercise anyway.


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気を取り直して、当初の目的地だったTitirangiに向かう。

目をこらしながら道路脇に生えている植物たちを観察する。

「あっ!…ちがった。あっ!…あれも違った。…あっ!あった!竹だ!!」

慌てて車を停め、道路の反対側にある竹やぶを見る。

細いけれどたくさんの竹が斜面の上までびっしりと生えている。

ここならきっと一本ぐらいとっても誰にも文句は言われないだろう。

だが斜面はなかなか急で、しかも道路に面しているので万が一道路に倒れたら大変だ。

慎重に一本を選び、切り倒す。

「あ、やばい…!道に倒れる!!」

予想外の方向に倒れた竹は間一髪のところを電線に引っかかっている。

ナイリーが助けに来てくれたおかげでなんとか道に倒れずにすんだ。

車に積み込み、もう少し先に進むことにした。

 

We went back driving to Titirangi.

I looked hard to see the plants on the side of the road.

"Oh!!...no, not bamboo. Oh!!...no again. Oh!!! Bamboo!! It's bamboo!!"

Ngairie parked the car and I hopped out to have a look.

It was thin, but acceptable for crafts.

The problem was that it was facing the street.

I carefully chose one and cutted off, but it happened to fall towards the road.

"Oh nooooo!!!"

I was lucky because the electricity lines caught the bamboo and prevented from falling down.

Ngairie helped me to pull it back.

Oh, that was scary!

We carried it into the car and drove further.

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その後もいくつか竹が生えているところを発見するが、いずれも竹垣のように人家の入り口に細い竹が少し生えているもの。

諦めかけたその時。

「わー!竹がたくさん!」

巨大な竹林を発見した。

再び車を停め、近寄って見ると、そこには真竹か淡竹と見られる立派な竹林があった。

太さも節間も、まさに竹細工にもってこい。

「こ、これは、最高の竹だよ!!」

思わず興奮を抑えきれずにナイリーに言う。

その上、道から少し奥まったところにあるので竹が道に倒れる心配も、周囲の人に訝しげに見られる心配もない。

再び慎重に一本を切り、車に運ぶ。

 

それにしても竹を見つけることがこんなにうれしいなんて。

いつからわたしはこうなってしまったのだろうか。

竹マニアの誰かさんのせいだ。

 

 

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There were some bamboo as well, but most of them seemed like a fence owned by someone.

It was almost time to give up, when we saw a big bamboo bush on the other side of the road.

"Wow...this is perfect!!!"

I was so excited. It was the perfect size for crafts and furthermore, it was a little bit off the road which made it easier to cut down without worrying about the bamboo falling down on the road or people looking at you as a stranger.

I chose one again, and carried it back to the car.

I never imagined I would be so happy just to find bamboo.

 

 

大きな獲物をゲットし、ほくほく顔で帰ってきた。

今日の夕飯はナイリーのご両親も招待してわたしが作ることになっていた。

みんなのリクエストに応えて、メニューはすき焼き。

JAPAN MARTという日本食品店に買い出しに行くと、すき焼き用の薄切り肉まで置いていた。お菓子や日用品まで日本製のものがずらり。

 

すき焼き、味噌汁、豆腐サラダを作った。

外国人は生卵が苦手と聞くので「お好みでね」と言ったら、みんな好きだと聞いてびっくり。

「すき焼きなんて何年ぶりかしら」と目を細めるお母さん。

実はナイリーのお母さんは数十年前に日本人の女の子と文通をしていたのがきっかけで、彼女を尋ねて単身日本に渡り、半年ほど生活したことがあるそうだ。

当時女性が単身で日本を訪れるというのは大変珍しいことだったようで、

地元の新聞にいくつも取り上げられた。

 

そしてその数年後には今度はナイリーたち家族を連れて再び彼女の元を尋ねた。

その影響もあってか、ナイリーも半年間徳島で英語の先生をしていたこともあり、

双子のお兄さんは日本人の奥さんと結婚して横浜に住んでいるという。

 

I made Sukiyaki for my host family.

Ngairie's mother used to have a Japanese penpal, and she went to visit them for 6 months. It was very rare back in those days for a young woman to travel overseas by herself, and many local newspapers wrote about her.

After several years, she went back again with her whole family. That's why Ngairie and her family have much interest in Japan. Ngairie also lived in Tokushima for 6 months, teaching English, and her twin brother got married to a Japanese woman and is living in Yokohama.


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食事を終え、お茶をしている時に、今日の竹狩りの話になった。

噂によると、以前Titirangiの近くには「バンブーマン」と呼ばれる人が住んでいて、いろんな種類の竹を育てていたらしい。そのことを話すとナイリーのご両親はこう言った。

「ああ、バンブーマンね。もちろん知ってるよ。」

「えー!!知ってるの!!?」

わたしとナイリーはびっくり。

ご両親の話によると、どうやらそのバンブーマンは自らいろんな竹を育て、それを近所の人に売っていたのだそうだ。

それでTitirangiにはあんなに竹があったのか、と納得。

 

ご両親にも竹の鍋敷きをプレゼント。よろこんでくれてよかった。

竹にはじまり竹に終わった1日だった。

 

After dinner, we were talking about our bamboo hunting stories.

I heard that there was a guy called "bamboo man" who grew many kinds of bamboo in Titirangi, and when Ngairie mentioned it, her parents said,

"Oh bamboo man, of course we know him."

"What!!? You know the bamboo man!!?"

"Yes, he grew all kinds of bamboo and started to sell it to the neighbors."

That's why they were so many bamboo around there.

 

It was such a fun bamboo day.

 

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Day 2-3 Arrived in Auckland

 
Jul 13 Fri 
心配していた入国審査も、検閲も、自転車の積み込みや受け取りも一通り終え、
(特に竹が没収されないか心配だった)
ホッとして出たところにナイリーが待っていてくれた。
会うのははじめてだったけど、まささんから紹介してもらい、
事前にFBで何度もやりとりをしていたからすぐに打ち解ける事ができた。
 
今日は金曜日なのでなるべく早い方がいいと思い、銀行口座を作れるか聞いてみる。
NZで働くためには銀行口座とIRDナンバーという税番号が必須。
銀行口座を作るためにはパスポートやビザの他に住所の証明が必要になるのだが、
これがなかなか曲者だ。
賃貸契約をしている場合はその契約書を見せればいいのだが、
わたしのように居候の場合はホストからのレター+ホストの住所証明でできる場合もある。
ANZでは「ホストがANZに口座を持っていないと受け付けられない」と断られたので、kiwibank(郵便局に併設されているゆうちょ銀行のような銀行)に行くと、
こちらではOKしてもらえた。レターと住所証明をもってまた明日行くことにした。
 
ナイリーのおうちに着くと、犬のリンカが激しく出迎えてくれた。
そしてあとから二人の娘さん、アンバーとティミーもやってきて、みんなでおしゃべりをした。
家族みんなとっても穏やかでやさしい。
夜になり夫のクレイグが大量のピザを抱えて帰ってきた。
悪魔がコンセプトの「HELL(地獄)」という近くのピザ屋さんは、13日の金曜日にセールをするというので、今日はピザパーティーなのだ。

ナイリーとアンバーは小麦アレルギーなのでグルテンフリーのピザを頼んでいた。
おせんべいを持ってきたけど二人は食べられなくて申し訳ない。
鍋敷きと、まささんから預かっていたお土産を渡す。

 
 
Jul 14 Sat  
ナイリーが作ってくれた朝食(マーマイトというイーストのペーストを塗ったトースト)を食べ、近くのKiwibankへ。
持って行った書類では不備があったようで、お姉さんに30分後に再度来るように言われる。
 
今日はBastille Day(パリ祭)という祝日らしく、街のいたるところが赤白青のフランス色に染まり、通りに面したお店は屋台を出し、たくさんの人々が出入りをしていた。
「いつもはこんなに人がいないのよ」とナイリー。
 

パリ祭(パリさい)は、フランス7月14日に設けられている、フランス共和国の成立を祝う日 (Fête nationale) である。

1789年同日に発生しフランス革命の発端となったバスチーユ監獄襲撃および、この事件の一周年を記念して翌年1790年におこなわれた建国記念日 (Fête de la Fédération) が起源となっている。

          出典;wikipedia 

 
 
一度家に戻って書類を揃え直してから再び銀行へ。今度はナイリーが付き添ってくれたおかげもあって、スムーズに事が運んだ。
お祭りを見ようとしたけれど、すごい人ごみな上に雨も降ってきたので諦めて帰ることにする。
 
夕方は「クルード」という犯人や凶器を当てるボードゲームをした。
なかなか頭を使うので難しいけれど、アナログなボードゲームはいつだって童心にかえったようにわくわくする。
 
今はちょうどマオリのお正月「matariki」の期間なので、至るところでイベントをしている。
この日は無料のショーがあるというのでナイリーと観に行った。
無料だからせいぜい30分ぐらいだろうと思ったら、2時間半もあるという。
そしてこのショーに出だしから圧倒された。

 

 
マオリの衣装に身を包んだ男女が30人ほどステージに立つと、オペラ歌手顔負けのハーモニーを奏で始めた。
歌が盛り上がり、そこにさらに踊りやステップも加わる。
女性は華麗にポイをくるくると回しながら舞い、男性は野獣のように吠え、手足を叩きながら拳を突き上げる。
徐々に激しさを増す歌と踊り。美しいハーモニー。
時にラップやジョークを交えながら、ノンストップの2時間半のショーは最後まで飽きることがなかった。
ほとんが若い人だったが、何十年もステージに立ち続けているという女性もいた。
 
2016年現在、マオリ語の話者は12万人(国民の3%ほど)にすぎないというが、
ステージに上がっていた人たちが皆、流暢なマオリ語を話していたのが印象的だった。
そしてなんか日本語に似ているなーと思ったら、母音(マオリ語ではアエイオウ)が同じだという。
 
 
 
帰りにはライトアップされているホブソンブリッジの下を通って帰った。
これもmatarikiを祝う催しのひとつ。
 
一度は失われかけたマオリの文化だが、ここ20−30年でそれを見直す動きが生まれていて、
幼稚園や小学校でもマオリ語やマオリの文化を教えたり、地名なども元に戻したり、街のいたるところにもマオリ語の表記が見られるのだそう。
公用語にもなっているマオリ語、滞在中に少しでも覚えられたらいいなと思う。
 
ちなみにニュージーランドには3つの公用語があるそうだ。
 
paki paki!! (マオリ語でパチパチ)
 
 
 

Day0-1 Leaving Japan

July 11 Wed
 
出発の朝。とろけるように暑い日だ。
Time to leave. It's melting hot today.
 
 
福岡の師匠の家に向かうという相方に便乗して、自転車と荷物と鶏を積み込んで出発。
11時に出発の予定が2時間も遅くなってしまい、このままだと日没までにつかないからもう少し先まで送ってほしいというわたしの要求はあえなく却下され、ふてくされるわたし。
結局うきはの少し先のコメリで降ろしてもらったが、ちょうど自転車の荷ゴムやミラーのボルトが不足していたので「コメリでよかったねー」と笑い合う。
 
今から出発してはどのみち日没にはたどり着けなさそうだし、この暑さの中では夕方スタートでよかったのかもしれない。起こることにはすべて意味があるのだ。きっと。
 
My partner gave me a ride half way to the airport.
I got off 50km before Fukuoka, in front of a hardware store where I bought some supplies and got ready.

16時に出発。ひさしぶりの荷物満載の車体は重く、右に左にふらつく。
バンクーバーに降り立ったあの日と同じだ。
I haven't been on a fully equiped bike for a long time, which made me winding.
just like I did when I first arrived in Vancouver. 
 
おととい自転車を整備していて薄々気づいていたのだが、どうやらフロントディレイラー(前の変速機)のねじが飛んで、変速できなくなってしまった。
仕方ないので後ろの変速機だけでがんばることにした。
 
福岡まで50km、幸いほとんど坂もなかったが途中で自転車やさんに寄って見てもらうことにした。
 
ところがそこで衝撃の事実が発覚。
 
わたしの変速機は3×9段で前が3段なのだが、このタイプは古いらしく、最近は2段が主流のため、3段の変速機の在庫がないのだという。
 
慌てて他の自転車やさんにも何軒かかけてみたが、どこにもない。
シマノ製は海外で買ったら高いからねー。いっそ現地で新しい自転車を買った方がいいんじゃない?」と身もふたもないお言葉をいただきながらお店を出た時は既に暗くなりかけていた。
 
I realized few days ago that something is wrong with my front derailler.
Fortunately, there were hardly any hills that helped, but I went into a bike shop to got it checked.
And he told me that this derailler that I use is so old that they barely have these days, and would be very hard to find in any bike shops.
He even suggested me to get a new bike in New Zealand, (but what should I do with this bike !??)
 
 
目的地に着く数キロ手前でまたもや自転車やさんを発見。すがるような想いでパーツがないかを聞く。
残念ながらそこにも探していたものはなかったのだが、お店のお兄さんが感動的にいい人で、営業時間が過ぎているのにも関わらず、丁寧にブレーキや変速機の点検をしてくれて(しかもタダで)、お礼のつもりで買った鍵も割引してくれて、冷蔵庫から冷えたリポDを手渡してくれた。
聞けばなんとお兄さん、今日がこのお店で勤務する最後の日で、このお店自体今月いっぱいで移転になるそうだ。なんだか不思議な縁を感じずにはいられなかった。
 
I found another bike shop on the way, and asked if they have it.
Unfortunately, they didn't have it as well, but the staff was so kind and he checked all my brakes and gears for free, gave me a discount for a bike lock, and handed me a cold drink.
To a surprise, it was his last day to work at this shop and the shop itself will be relocated by the end of this month.

 
 
本日の目的地は福岡市内に住む幼馴染の両親宅。
1月にヒッチハイクで福岡に来た時もお世話になったところだ。
 
ビール片手に到着したのは22時。「よく来たねー」とお父さんが出迎えてくれた。お風呂に入ってさっぱりし、熱々の手羽唐と餃子、そして以前わたしが送った鹿肉で作ったカレーを出してくれた。以前地元でお店をやっていただけあって、どれをとってもおいしく、疲れた体に染み渡る。
 
Today I will stay at my friend's parent's house.
It was almost 10pm when I arrived to their house.
They warmly welcomed me with a hot bath, and delicious food--fried chicken, gyoza, and venison curry (using the venison which I sent before)!! 

 
お母さんに竹のアクセサリーを見せたところ、とても気に入ってくれたのでお礼に作ることにした。完成間近で失敗してしまい、一から作り直すことに。
出発に間に合うといいのだけれど。
 
I showed the bamboo accessories which my friend's mom liked, so I decided to make one. I hope I finish it before I leave...
 
Jul 12  Thu
いろんなことが頭をぐるぐる駆け巡り、さらには暑さも手伝ってほとんど眠れないまま朝を迎える。
自転車はちゃんと受け付けてもらえるだろうか?何か忘れていることはないだろうか?
やることが大胆(なように見える)な割に小心者のわたし。
 
調べている間に、ワーホリビザで入国するには4000ドル以上持っているという証明が必要になることがあるだとか(そんなもんないし)、
食品やアウトドア用品、植物の持ち込みはハードルが高く、虚偽の申告をしてバレた場合は400ドルの罰金や入国拒否もありえる、
などどいうことがわかって(竹とか靴とか梅干しとかいっぱいある)、そんなことを知った日にはますます目は冴えてくる。
 
I couldn't sleep well not just because it was too hot, but also because I was starting to worry about many things. Would they let my bike on? Don't I have anything that I forgot? Would the immigration let me in with the bamboo and outdoor gear...?
 
ゴロゴロしていても仕方ないので昨日振り出しに戻ってしまったアクセサリー作りに取り掛かる。
さすがに2回目はスムーズにいき、お母さんの分に加えて、今度お盆に帰省するという3姉妹の分も作った。
 
I decided to wake up and started to finish the accessories.
I also made some for my friends, who will come and visit their parents this summer.

 
足りないものを買い足し、自転車のダンボール箱探しに手間取っている間にタイムリミットが差し迫っていることに気づく。
お仕事が休みだというお父さんが空港まで荷物とダンボールを運んでくれたおかげで、本当に助かった。
(そうでなければダンボールを乗せて空港まで歩いていくつもりだった。)
I went shopping to get few things missing, and to find a cardboard box for my bike.
Thanks to my friend's mom, who helped me carry the box and my luggage to the airport, I was able to make it in time. (Otherwise I would have been walking my bike with the big box and luggage)

 
輪行も久しぶりで、左のペダルがなかなか外れなくて15分ぐらい格闘した。
その後は比較的スムーズに解体が進み、45分ほどで箱詰め完了。
チェックインカウンターに並ぶのはわたしでほぼ最後だった。
心配していた自転車も、必要以上に厳重に丁寧に扱ってくれて、さすが日本!と思った。
I almost forgot how to box my bike, and it took me 15 minutes to get my pedals off, but it was rather fast after that.
The staffs at the check-in counter took good care of my bike.
 
経由地のマニラ空港に到着。フィリピンにははじめて来たが日本の空港以上に快適だった。
 
 
 

 

 

 

フィリピン航空には正直特に期待もしていなかったが、
マニラから乗った機体は新しく、モニターもあった。
懐かしのフルハウスに爆笑し、フォレスト・ガンプに泣き、
次から次へと運ばれて来る機内食に満たされている間に、日は沈んでまた昇り、
無事にオークランド空港に着いた。
 

 

Getting ready for my new adventure

ひと月前に急に決まった今回の旅。
 
出発するにあたり、荷物をパッキングする以前にやりかけのあれこれをなんとかしなければならない。
 
大雨が来る直前から急ピッチで家の整備、と言うより家の周りの整備がはじまった。
 
我が家が抱える問題点と現状の対処法
①床が抜けている ;穴に落ちないようにダンボールと板を載せてある
②トイレの床が傾いている ;なるべく右足に体重をかけないように用を足す
③台所の排水が詰まっている(床は腐り、カビとGもすごい) ;ボウル→バケツ→庭 にその都度運んで流している、カビとGはがまん
④荷物で部屋が埋まっている(生活空間が限られていて、さらに風通しが悪く部屋の中も暗い、お客さんが泊まる場所がない);がまん
 
So many issues for our house.
We need to work on some before I leave for my trip.
The most urgent tasks are our kitchen, (it doesn't drain and the floor is rotten),
and that there is no space for guests to sleep.
So we decided to build a wooden deck, and a pond for the kitchen water to flow in.
 
今回は上記のうちの③④を解消するため、友人が来るまでに快適空間&宿泊場所を作ること、
そして台所の排水をなんとかしようと2つのプロジェクトが同時進行で行われた。
 
Aリビング前にウッドデッキを張る。
Bビオトープを作り、そこに台所の排水が浄化されながら流れ込むようにする。
 
まずはAのウッドデッキ。
今まで物置と化していた荷物をどかし、
Making of the wooden deck
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木を植え替え、地面をならし、

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平行をとりながら単管パイプで土台を組み、

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屋根と床を張って

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完成!!

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ごはんを食べたり、竹細工ができたり、洗濯物や布団が干せたり、テントが張れたりする快適空間ができました。(わたしはほとんどやってないけど)

Now we have a comfortable space to eat lunch, do bamboo crafts, dry clothes, and set up a tent. 

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同時進行で行われていたBのビオトープ作り
Making of the pond
勝手口の前の木を切って抜根し、

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池の穴を掘り、
 

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セメント瓦を並べて排水路作り。(わたしは途中で投げ出したけど)

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こちらは完成まではもう少し時間がかかりそう。
でもわたしが帰ってくるまでにはビオトープが完成して、
台所の腐った床も張り替えて、薪ストーブが設置されているらしい。
たのしみだなあ。
 
It would take a bit more time, but my partner says that he would finish it,
renew the rotten kitchen floor, and place a wood stove by the time I'm back.
I can't wait for it.
 
 
雨の中、田んぼの様子を見に行く。
I went to see the paddy field.

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幸いまだ草はほとんど生えておらず、苗もけっこう立派に成長していたので草取りは必要なさそう。
Fortunately, there are hardly any weeds so I hope the rice grows well.
 
大雨が止んだのを見計らって梅干しを干す。
Making Umeboshi (dried plums) after the rain stopped.

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さらには藍を刈り取り乾燥葉作り。
Harvesting indigo leaves and drying them to preserve.

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刈り取った葉を茎から外し、よく揉んでから天日干し。

 After taking off the leaves, you need to squash it and dry them in the sun.

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藍染めの時と同じように手が染まる。
my hands turned indigo 
 

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天気がよかったのであっという間にカラカラになった。
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ある程度量が貯まったらすくも作りに挑戦してみたいと思う。
I would like to make "sukumo", a traditional and natural way to use indigo.
 
 
 
今回の旅では竹細工を通してお礼をするというのが一つの目標でもあるので、
その準備のためにお土産用の竹細工や竹ひごも作った。
I also made some bamboo crafts to give the people I met on my way.
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向こうに着いてからも竹が見つかるといいな。
I hope I can find some bamboo over there as well.
 
夏野菜もとれはじめたし
Summer veggies has finally started to come out,
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ひよこもかわいいし
the chicks are so cute,
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とても離れがたいし名残惜しいしさみしいけれど、
きっとひとまわり大きくなって帰ってこよう。(体はどうかそのままで…
It's so hard to leave here and I'm sure I'll miss everything,
but I'm also sure that this new adventure is worth it.