まやたろの体当たりチャリンコ日記

まやたろの体当たりチャリンコ日記

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン!

タケノコを一年中食べるには〜国産メンマづくり

タケノコはお好きですか?

 

タケノコご飯、炒め物、煮物、スープ、と和洋折衷オールマイティなタケノコ氏。

そんなタケノコを一年中おいしく保存できる方法があると聞いてやってみました。

その名も「国産メンマプロジェクト」。

99パーセント中国からの輸入であるメンマを純国産で作ることで、放置竹林の整備に一役かおうと、福岡県糸島市ではじまったこのプロジェクトは、今全国で拡がりを見せています。

日本の竹がメンマに変わる! | 株式会社タケマンのプレスリリース

メンマと言えばラーメンの名脇役ですが、実際は塩漬けの(発酵)タケノコなので何にでも使えます。

 

タケノコは種類によって時期が違い、孟宗竹は4月、淡竹は5月、そして真竹のタケノコは6月。

しかも真竹のタケノコは掘らなくても地上部を折るだけでとれるのです。伸びすぎちゃったやつでも大丈夫。ゆすれば柔らかいところからポキンと折れます。

 

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とったタケノコの皮をむき、

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鍋に入る大きさに切り、

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ぬかを入れて湯がいてアク抜き。(最近やっと我が家にもかまどが導入されました)

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穂先の柔らかいところは30分、やや硬いところは一時間ほど。

洗ってぬかを落として水を切ります。

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そして塩漬けに。

今回は発酵ありと発酵なしの2タイプ作ってみました。発酵ありの方はタケノコの重さの10パーセントの塩を振って重石をし、一ヶ月後発酵してから30パーセントの塩で漬け込んで発酵を止める。

発酵なしの方ははじめから30パーセントの塩で。

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真竹は「苦竹」という別名があるぐらい苦いとされているけど、ゆでたタケノコはエグミもなくて箸が止まらぬおいしさでした。

炒め物もバッチリ。

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冷蔵庫のない我が家の保存食としてこれから活躍しそうです。

そろそろブログを、

書きたいことはたくさんあるのに、あまりにめまぐるしくいろんなことが起こったもんだから一体なにから説明すればいいのかわからなくて、なんとなく後回しにし続けた結果今に至る。なのでいろいろとすっとばして書きたいことを書くことにしよう。

大分で暮らしはじめて一ヶ月。すでにいろんなことがあった。

4月半ばにやってきたときは一面草ボーボーだった畑。家のことは後回しにしてひたすら草取りと種まき、苗の植え付けをする。お金に頼らない暮らしを目指すわたしたちにとっては、この畑こそが貯金であり未来への投資なのだ。

庭にはびわ、柿、茶、桑、桜、イチョウよもぎ、どくだみ、かきどおし、山椒、せり、みつば、すぎな、クマザサなどたくさんの植物が生えている。


こうした植物をせっせととっては酵素ジュースやお茶を作ったり、草木染めをしたり。

春はいそがしい。





庭に巣箱を設置するとすぐにニホンミツバチが入ってくれた。これで今年はハチミツも自給できるかも。



にわとり小屋を襲ったテンを捕まえてにわとりに食べさせたり、孵卵器で温めていたヒヨコが孵ったり、ある日突然お母さん鶏が死んでしまったり、そのお母さんが遺した卵を次の世代の鶏が温めたり、生まれたヒヨコは2羽ともすぐに死んでしまったり。

自然の中ではいつも生と死が隣り合わせにある。



ヒヨコが孵りはじめた🐣

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旅人やらご近所さんやら来客があるときは、庭でとれた草花をあしらってお花見ランチ。

春はたのしい。



庭でお花見ランチ

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これだけ見ればさぞかしたのしい暮らしに見えるだろうけれど、実際は大変なこともたくさんあった。

初日から台所のパンドラの箱をあけてしまったわたしは、おそらく長きにわたってそこに鎮座しておられたカビとGとの闘いを強いられることになる。

冷蔵庫も風呂もコンロもない生活。

週に2回ほど自転車で5km離れたスーパーへ買い出しに行くついでに氷をもらってクーラーボックスへ。これで数日はもつ。

家の前に温泉はあるが、彼は節約のためにホースで水浴びをしているぐらいなのでわたしもあまり贅沢はできず、2、3日に一回にしている。

煮炊きはロケットストーブで。竹細工で使わない部分や庭の剪定枝などはたくさんあるので薪には困らないが、雨の日はなかなか火がつかないこともある。

もともと彼が引っ越してきた4年前は今よりもさらにボロ家だったそうで、雨漏りのために床が腐り、ところどころ穴が空いているし(何度か穴にはまった)、2年前の地震の時にトイレの床が傾いたという。屋根は直したけれど、床はそのまま。おまけに本好きの彼は大量の本(ダンボール50箱?)や古道具を所持しており、家の半分以上は物置と化している。

「ねえ、早く床直そうよ。」

わたしがそう言うと、

「この本をどけないと床も張れないんだよね。まずは本を入れるための書庫を建てよう。」

そう言っていたはずなのに、彼は来る日も来る日も庭に竹を植えるために深くて長い穴を掘り、丁寧にセメントで塗り固めている。

「こうやって壁を作ることで地下茎が勝手に伸びていかないんだよ。こうしていろんな種類の竹を植えて観察するんだ。竹にとって快適な環境を作ってあげないとね。」

ドヤ顔の彼にわたしの堪忍袋の緒が切れた。

「一体いつになったら書庫を作るの?そしていつになったら床張るの?台所もお風呂も、やることはたくさんあるのに、なんで竹なの?竹よりもまずは自分達に快適な環境が必要でしょ?」

彼とは目指してる生き方や価値観が近くて、だからこそ一緒になろうと決めたのだけれど、それでも細かい部分や優先順位は違う。彼にとっては竹が一番。わたしは快適な住環境が一番。今までお互い自由気ままに生きてきた分、ぶつかりあってばかり。いかに相手の意見を尊重しつつも自分の主張をするか。どうしたらお互いにとってベストな方法を見つけられるか。その塩梅がいつも難しい。

カビとGのせいなのか、そんなストレスのせいなのか、はたまたその両方なのか、原因は定かではないが10年ぶりぐらいに持病のアトピーが出た。あっというまに顔から首にかけて真っ赤に腫れあがり、鏡を見れば泣きそうになり、外出するのも人と会うのも億劫になり、気持ちはどんどん落ち込んでいく。

「わたしはこんなにがんばってるのに、どうしてわたしの意見を聞いてくれないの?」

もっとああしてほしい。こうしてほしい。彼にひたすら怒りをぶつけていた。それまで受け流していた彼にもついに限界がきた。その時はじめて彼がどんな大変な想いをしてこの家を今の状態まで回復したのかを聞かされた。

「俺はゼロどころかマイナスからのスタートだったんだよね。庭もジャングルみたいになっていたから木を伐って抜根して、屋根は雨漏りしていたからセメント瓦を全部おろして葺き替えて…だからこれでもだいぶよくなってるんだよ。もちろんもっと良くしていくつもりだけど、少しずつしかできないからね。なんでもあるのがあたりまえになっちゃうとあれもこれもって思っちゃうけど、俺にとってはないのがあたりまえなんだよ。」

ハッとした。わたしは旅で一体何を学んだのだろう。自転車旅をしていた時、すべてがないベースだった。今日もごはんが食べられる幸せ。安心して眠る場所がある幸せ。屋根と壁があるだけでもありがたかった。シンプルな幸せにたくさん気付かされた。
それが今のわたしときたらなんだ。大切な人と一緒に自然に囲まれて暮らすなんて、ちょっと前の自分からしたら考えられないほど幸せなはずなのに、口をついて出てくるのは不平不満ばかり。ああ、穴があったら入りたい。


ひとしきり泣いたあと思い浮かんだのはあの砂漠だった。Day 133-135 Laguna route #2 - まやたろの体当たりチャリンコ日記
この1ヶ月ですでに砂漠を3つぐらい抜けたような感覚。
日々の暮らしもまたひとつひとつが学び。一進一退しながらも毎日生まれ変わっています。

お知らせ 5/18(金)地平線会議でお話します

5/18(金)の地平線会議にてお話させていただくことになりました。

chiheisen.net front

今年で40周年を迎え、毎月欠かさず行われてきた地平線会議。

歴代の報告者が錚々たるメンバーすぎてわたしはガクブルなのですが、

もしお時間ある方はぜひいらしてください。


南北アメリカ&日本の自転車旅、各地の手仕事や伝統文化、

そして今の大分での暮らしのことまでたっぷりお話させていただきます。

ドキドキ!よろしくお願いします!

 

5/18(金)18:30〜 @新宿スポーツセンター
参加費 500円

 

 

新たな旅 @長野#2

天竜舟下り」の船頭である曽根原さんは、天竜川沿いの放置竹林を整備して侵食されてしまった紅葉の景観を取り戻す「天竜川鵞流峡復活プロジェクト」を立ち上げた。

切りだした竹を使って竹イカダを作って川下りをしたり、

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竹も燃やせるボイラーで足湯をしたり、

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竹炭や国産メンマに加工したり、

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と実にいろんなことを手がけている。「どうせやるならたのしまないと!」という曽根原さんのお話はどれも聞いているだけでワクワクすることばかり。

竹の指輪の作り方をレクチャーする。ひとつできるごとに顔がレベルアップしていく曽根さん。

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その後は高遠で馬耕をしているうまや七福ヨッさんとのりたけの元へ。前回会った2年前はまだおっぱいを飲んでたいろはちゃんも今やすっかりお姉ちゃんになっていて、ちょうど千葉から遊びに来ていた4兄弟やヨッさんのお父さんとも居合わせて大家族でごはんを囲む。

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以前来た時はなかった立派なお風呂やトイレもできていて、どんどん進化していた。我が家も家づくりがんばらないとなあ。

新たな旅 @長野#1

束の間のトーキョーライフを終えて、再び旅に出た。

今回は自転車でもヒッチハイクでもなく車だし、ひとりでもないし、終着地も決まっている。なぜなら、旅をきっかけに知り合った人と一緒に大分で暮らすことになったからだ。彼は竹細工を生業にしているので、山梨や静岡のご縁のあるところで竹細工のワークショップをしつつ、3週間かけて大分までやってきた。

そんなわけで引越し準備やらなんやらでバタバタしていて放置しっぱなしだったこのブログもそろそろ再開しましょうかね。まずは旅のことを少し。

 

最初にやってきたのは長野県諏訪市。諏訪には五軒の酒蔵があり、毎年春と秋に呑み歩きというイベントがある。友人のしょうちゃんの実家はその五軒のど真ん中に位置しており、そこを根城にしてまわらせてもらった。

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いつも本当にありがとうございます。

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翌日は伊那で自給的な暮らしを営むさわんどの井上家を訪ねた。

奥さんのなつめさんのブログきらきらひかるを読んだり、話には聞いたりしていたけど、井上家の子供達は本当にすごかった。三人兄弟は敷地内に一人一軒自分で家を建てて住んでおり、そのどれもがとても中学生や高校生が作ったとは思えないくらい完成度が高い。

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次男のワクくんは竹細工にはまっていて、家の中にはオンドルや竹細工の作業場が作られ、自作のカゴやザルが並ぶ。わたしの鼻笛を見て、「俺も作った」と言って自作の鼻笛も見せてくれた。

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末っ子のエガクちゃんも石窯に火を入れてとっても美味しいパンを焼いてくれた。

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搾り師・トキさんの醤油搾りも見せてもらい、そうして作られる自家製の調味料やお米、野菜、雑穀をふんだんに使ったなつめさんの手料理はどれもこれもとびきり美味しかった。

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絶え間なく動き回り、でもイライラしたりせずにあたたかく穏やかに見守るトキさんやなつめさんがいるからこそ、子供たちはのびのびと自分のやりたいことに向き合えるのだろう。

そしてそこに集まってくる人たちも素敵な変人ばかりで、翌朝はアフリカンドラムとダンスで盛大にお見送りしてもらって、もう何もかもが凄すぎて圧倒されっぱなしでした。

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ライフイントーキョー

頰を撫でる生温い風が春の訪れを告げる。2月までにやろうとしていたあれこれも終わらぬまま、気づけば3月に入って一週間近くが経とうとしている。

ここ最近の近況はというと、旅の記録をまとめるための執筆活動に勤しむ傍ら、1月から週に3-4回、都内のレストランでアルバイトをしている。お金なんてなくてもなんとかなるだろうと思っていたが、年末に口座からお金を下ろそうとして、683円しかなくて下ろせず、「さすがにこいつはやべえ…」と思ったことがことの発端である。

だからと言ってお金のためだけの仕事はしたくなかった。食べることと料理が好きなので、食材にこだわりのあるオーガニックレストランでキッチンスタッフをやらせてもらっている。ここ2年ほどまともに働いていなかったわたしにとって、働くという行為自体が新鮮であり、今まで自己流でやってきた料理を理論的に学べるのはとても面白いしありがたい。と同時に、時間とお金に追われる生活に対するストレスもある。

東京という街はかくも忙しく、消費一辺倒なのかと改めて思い知らされる。家と職場を行き来するだけで電車賃はかかるし、飲みに行けばその日の半日分の給料は平気で飛んでいく。そりゃみんなあくせく働かないと生きていけないわ、と思ってしまう。

そんな中、ご縁あって春から大分に住むことになった。それはあまりに急で、あまりに自然な流れだった。まるでなにかに導かれたかのようだった。

せっかく決まったばかりのバイトも3月いっぱいで辞めることになった。こうして満員電車に詰め込まれるのも、両親とたわいもない会話をするのも、残りわずかかと思うと、途端に全てが愛おしくなる。あたりまえのように続く日常も、実はあたりまえではないことに気づかされる。

そう思いつつも、わたしは相も変わらずささいなことでイライラして家族とぶつかってしまったり、「今日も何もできなかった」と自己嫌悪に陥ったり、そんなしょうもない日々を送っているのだけれど。

残りわずかなトーキョーライフ、そんなしょうもない日々も含めて、愛していこう。

3/14(水)お話会 @東京駒込

2/17(土)のお話会はおかげさまで満員御礼となりました。

お忙しい中、来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。

3/14(水)ホワイトデーの日野夜に駒込のオーガニックレストラン・ナーリッシュでお話会をさせていただくことになりました。

4月から東京をはな離れることになったので、いろんな方にお会い出来たらうれしいです。春からのことについては、また近々お知らせしたいと思います。

 

以下、詳細です。

 

2016年春から2017年秋にかけて北米、南米、そして日本を含む9カ国・15,000kmを自転車で走ってきました。
道中見てきた各地の持続可能な社会に向けた取り組みや現地の人たちの暮らし、先住民の知恵や技術、自転車旅ならではの苦労や喜び、そして旅を通しての出会いなどの体験談をお届けします。今まで何度か海外の旅の話をする機会をいただいてきましたが、今回はさらに日本の旅で出会った素敵な人やモノのお話もします。
友人・はっしーが働く駒込のオーガニックレストラン・ナーリッシュさんで使う食材で今回だけのオリジナルのお料理が出ます。旅で出会ったあの料理も登場するかも!?

●開催日時
3月14日(水)19時~22時

●タイムスケジュール
・開場18時半

トーク&食事
19時~21時

・交流会
21時~22時

・片付け&撤収
22時~22時半

●定員
20名

●参加費¥2500
トーク+美味しい食事付き
※別途ドリンク代がかかります

 

●申込方法

1.お名前、2.参加人数、3.連絡先、4.アレルギー等、5.どんな話を聞きたいか(もしあれば)をご記入の上

mayataroあっとgmail.com にメールを送って下さい。

折り返しご連絡致します。


●まやたろ プロフィール
1986年生まれ 神奈川県横浜市出身。農学部森林科学科卒業後、某大手メーカーに勤めるも、「パソコンいじるより土いじりたい」と思い立ち、山梨県都留市に移住。NPO法人で農業や食品加工、子どもキャンプ、馬耕、セルフビルドのワークショップなどに携わる傍ら、趣味で狩猟(わな)をはじめ、ジビエ料理や皮なめしを研究する中で、先人の知恵や文化に興味を持つようになる。 2016年5月より、念願の南北アメリカ自転車縦断の旅に出る。その土地に住む人たちの文化、食、民芸、持続可能な暮らし、昔ながらの知恵や技術を見聞きしながら8カ国、約11,000kmを走破。2017年8月からは日本の良さを再発見するべく、日本を縦断。旅での体験を伝えるお話会をしながら、31都道府県、約4000kmを走破。
ブログ「まやたろの体当たりチャリンコ日記」
http://mayataro.hatenablog.com/