まやたろの体当たり日記 Wanderlust

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン→2019秋「なないろペダル」(出版舎ジグ)刊行!

Day 329-331 Campeche to Merida

4/12 Wed

3日間お世話になったRuthの家を出て、メリダへ向かう。この先はしばらく高速を進む。高速は路肩が広くて路面もきれいなので走りやすいのだが、景色は死ぬほどつまらない。しかしユカタン半島は街と街をつなぐ大きな道路は高速しかないので仕方ない。

途中でタマレス(トウモロコシやバナナの葉でくるまれた、メキシコ版ちまき)を食べ、しばらく走っているとPumuchというキムチみたいな名前のやたらパン屋が多い村に着いたのでパン屋に寄ってみた。パンはとてもおいしく、お店の人もやさしくて冷たいAgua de Jamaica(ハイビスカスウォーター)やPozol(カカオの飲み物)をくれた。ほぼお湯と化していたボトルの中にも氷をたっぷり入れてもらい、みんなに見送られながら再び走り出す。

 

高速はつまらないが、ところどころ村があり、おとぎ話に出てきそうな家がある。民族衣装を着ている人も多い。こういう村が好きだ。しかし小さな村には宿はなく、野宿ができそうな気配もないので、結局Calkinという町まで来た。教会に泊まれるところはないか尋ねると、なんとサロン(待合室?)を使わせてくれるという。5ペソでシャワーも浴びさせてもらい、至れりつくせりである。ありがとう神様!!

 

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4/13 Thu
代わり映えのしない高速の景色にすっかりやる気をなくしたので、村が出現する度に寄り道をしていた。2つ目に寄った村は帽子が有名らしく、広場には巨大な帽子のモニュメントがあった。走っていると客引きのお兄さんにつかまり、帽子工房に連れて行かれた。ヤシの葉を帽子の形に編む作業は洞窟の中で行われる。湿度が高いので作業がしやすいからという理由だが、こんなに蒸し暑い環境での作業は過酷だと思った。

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編み上がった帽子は機械でプレスして成型される。

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店の中にも外にも色も形もさまざまな帽子が所狭しと並び、わたしも買おうかと悩んだが、持ち運びが面倒そうなので諦めた。

 

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そのあともだらだら走ってたら、14時の時点でメリダまであと60km以上あるではないか。そこからスピードを上げて、どうにか暗くなる前に着いた。ネットで評判の良かったラファおじさんの宿にチェックインし、セントロのスーパーへ買い物に行く。野菜や卵を抱えてスーパーから出て、向かいの広場で焼きたてのワッフルをくるくる巻いてパリパリにして中にチーズやヌテラをいれるお菓子をたべた。

 

 

宿に戻ってビールを飲んでハンモックでゴロゴロしていたら、たかしくんという日本人の男の子が帰ってきた。彼はサルサカポエラ(ブラジルの格闘技)を習いながら3ヶ月ぐらい滞在しているらしく、これからマリアッチのギターみたいな楽器と衣装も買って、日本に帰ったらディズニーランドのダンサーになるという面白い子だった。

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明日はセマナサンタの目玉である"Via cruses"という「十字架をおみこしみたいに運んで立てる儀式」が行われるそうなので、せっかくならそれを見てみたい。

 

 

4/14 Fri

Via Crusesを見ようと、情報収集を試みるが、11時からだとか16時からだとか人によって言うことがぜんぜん違うので困る。一番信用できそうなポリスの人が14:30だというので、その時間に合わせて教会に行ったのだけど、なかなかはじまらない。だんだんと睡魔がやってきて面倒になったので買い物をして帰ることにした。ちなみに市場で魚を買って煮付けを作ることにしたのだが、なぜだかサメを買うことになり味噌汁とサメの煮付けと卵焼きを作ったけどあまりおいしそうでなかったので写真はない。

 

夜はたかしくんにサルサバーに連れて行ってもらう予定だったのだけど、土砂降りになったのと、お友達がやってきたので彼らのおうちのパーティーに行くことになった。そんなこんなで今日もサルサに行けず。つくづくサルサに縁のないわたしだけど、深夜までみんなで言葉当てゲームをしてたのしかったのでそれはそれでまあいっか。

 

 

 

 

Day 325-329 Sabancuy to Campeche

4/8 Sat

久しぶりにまともに寝られた。内陸から海へ抜けたわけだが、ここはメキシコ湾側で海はあまりきれいではない。でも風があるからなのか、海沿いだからなのか、北上したからなのかわからないけどだいぶ涼しくなった気がする。

 

I slept fairly well today. I came to the coast, but the Mexican gulf is not as pretty as the Caribean sea. But the temperature has become much better.

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途中で海の目の前のレストランに入る。チラキレスを頼んだ。トルティーヤチップスにソースがかかっている料理なのだが、これにさらにチップス(orトルティーヤ)が付くという不思議。チャーハンにごはんつけるみたいな?

 

i went into a nice restaurant with an ocean view. I ordered Chilaquiles, which is tortilla chips covered with sauce, but it came with more chips.

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昨日ダウンロードしたラジオ(爆笑カーボーイ)を聴きながら走る。これ、退屈な道にはなかなかいい作戦。走りながら爆笑していてキチガイ度は40パーセント増しです。

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休憩はココナッツウォーター

 

今日はどこまで走ろうか迷いつつ、Champotonという街で人でにぎわっているレストランがあったので、そんなにお腹は空いてないけど入ってみた。エビと牡蠣のカクテルを頼んだら、昨日とは比べ物にならないほど身がぷりぷりしておいしかった。

 

I arrived to Champoton, where I found a restaurant full with people. I ordered a cocktail and it was way more delicious than the one I had yesterday.

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そこから20kmぐらいダラダラと走り海沿いに絶好のスポット見つけたので今日はここにします。オーシャンビュー屋根付きの超優良物件。

 

After 20k, I found a nice spot just in front of the sea. This is my hotel for tonight.

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だいぶ涼しくなって幸せである。今日もビールがうまい。

 

Its so nice to have a cool breeze. And the beer is great.

 

4/9 Sun

カンペチェまで45km。今日も海沿いを走る。ユカタンに入ってはじめてアップダウンがあった。今までアップダウンはあまり好きではなかったのだが、これだけ平らな道はラクだけど飽きるしつまらんのでアップダウンすら嬉しくなる。道も人生も多少アップダウンがある方がたのしいでしょう。ジェットコースターみたいなのはいやだけど。

 

45k to Campeche. Yucatan is so flat and boring that I'm starting to appreciate small hills. 

 

途中でお腹が空いたので屋台でPollo Asado を頼んだら大量であやうく食べきれないかと思った。わたしとしたことが。

 

I ordered Pollo Asado and was surprised to find myself so full.

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昼間にカンペチェ着。メキシコシティでお世話になったOmarのお友達のRuthとご主人のHermesが迎えに来てくれた。

 

I arrived to Campeche before noon. Omar's friend Ruth and her husband Hermes came to pick me up.

 

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おうちに荷物を置かせてもらってからセントロへ行ってレストランでごはん。エビのスープとエンパナーダと魚介のグリル。どれも味付けが美味しかった。 

 

We went to the centro to have lunch. Very sweet people and nice food.

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二人が街を案内してくれた。ここカンペチェは要塞都市と呼ばれ、街の周りをぐるりと城壁が囲んでいる。かつてはこの壁のすぐ外は海だったらしいが、現在は街が広がっている。

 

They showed me around the town. Campeche is surrounded by a wall, and the water used to be just in front of the wall.

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その後いくつかの博物館へ。建築博物館ではマヤ語の解説がいくつかあっておもしろかった。

 

we went into few museums.

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夜にはまた違うレストランへ連れて行ってもらった。セマナサンタ最終日ということもあって、人が溢れかえっていた。Panuchosというユカタン半島名物は、見た目はタコスとあまり変わらないが生地が分厚く、具の下にフリホーレスという豆のペーストが塗られている。もちもちしていてわたしはタコスよりも好き。ちなみにこれとよく似たものにSalbuchesというのもあるのだが、あまりに似すぎていて何が違うのかよくわからない。

 

At dinner, they took me to a different restaurant. It was the last day of Semana Santa, and it was packed with people. Panuchos are typical food here in Yucatan. It looks like tacos but it's more tasty. I can't tell the difference between panuchos and salbutes. Mexican food is so confusing.

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あとこのお店のHorchata(お米とミルクのドリンク)が今までで一番おいしかった。

 

I had the best Horchata here.

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翌日もメルカドでPanuchosを食べた。ユカタン名物Relleno negro(真っ黒なカレーみたいな料理)味を食べた。これがとってもおいしいのなんの。

 

The next day we went to the mercado and had some panuchos again. This time I ordered relleno negro. It's so good.

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スパイス屋さんでRelleno negroの素(カレーのルーみたいなもの)を買ったので、日本に帰ったら作ってみたい。特にここカンペチェのメルカドにあるこのお店のRelleno negroはわざわざ遠くから買いに来る人もいるぐらいおいしいらしいので、作るのがたのしみだ。

 

A famous store where they sell condiments.

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すっかりお世話になったふたりにお礼がしたくて、和食を作ることにした。メルカドに行くと立派な鯛が売っていた。

 

I wanted to thank them so I decided to cook Japanese food for them. 

https://www.instagram.com/p/BSuDi2gg_tb/

どうしてくれようかjejeje...

 

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https://www.instagram.com/p/BSuOO9hAOM6/

メルカドで立派な鯛を見つけたので鯛の煮付けと鯛めしと刺身とあら汁と鯛の出汁巻を作りました。うんまーーーい!!!(メキシコで定食屋やるのもありだな)I found a very nice sea bream at the market so I made many dishes with it. Simmered, rice, soup, eggs, and sashimi. Yummm!!

 

夜はみんなでゲームのたくさん置いてあるカフェに行った。わたしのスペイン語の勉強になるようにと単語のゲームをやってくれた。周りの人にイエス・ノーで答えられる質問を投げかけて、頭に付けた単語(自分は見えない)を当てるゲーム。すごく盛り上がってたのしかった。

 

At night, we went to a cafe where they have many kinds of games. We played a game to guess what word you have on your head, by asking questions. It was very fun and also good for practicing my Spanish.

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あとはサルを落とさずに棒を抜くゲームとか

 

We also played other games. Trying to pull out the stick without dropping the monkeys.

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こういうのって言葉が通じなくても盛り上がれて、すごくいいコミュニケーションツールだと思った。テレビゲームよりもこういうアナログなゲームがいいですね。

 

It's a very nice way to communicate because we can enjoy it together even if we don't have a common language.

 

そんなかんじでカンペチェには結局3泊もさせてもらった。Ruthの息子さんが日本大好きらしいので(この時はいなかった)あいうえお表と名前を漢字で書き、筆ペンをあげた。後日、彼が寝るのも忘れて熱心に練習をしている写真をFBで見てとても嬉しくなった。

いつか日本に来たら会えたらいいなあ。

 

So I ended up staying three nights in Campeche. Ruth's son loves Japan, so I wrote his name in Japanese, and left a Japanese caligraphy pen for him. I was happy to see that he really enjoyed practicing it. I hope I see him one day when he comes to Japan.

5/7(日)報告会@東京 モンベル御徒町店

いよいよ旅も残すところ1ヶ月を切りました。

そしてこの度、帰国直後の5/7(日)にモンベル御徒町店サロンスペースにて報告会をさせていただくことになりました。

詳細は下記をご覧ください。

GW最終日、お忙しいとは思いますが、もしお時間ありましたらぜひ足を運んでいただけたらとってもうれしいです。

一緒にイベントを盛り上げてくださる西川昌徳さんは自転車旅人を仕事にされているめちゃくちゃ面白い方です。

↓西川さんの紹介記事です。

入国拒否に強盗襲撃…自転車旅はトラブル続き。だけどやめようとは決して思わない――“自転車冒険家”西川昌徳の「僕が自転車で世界を旅する理由」 season1 - リクナビNEXTジャーナル

 

以下詳細です。

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2016年5月から約一年にわたり、北米&南米(カナダ、アメリカ、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、キューバ、メキシコ、約10,500km)を自転車で走ってきました。道中見てきた各地の持続可能な社会に向けた取り組みや現地の人たちの暮らし、先住民の知恵や技術、自転車旅ならではの苦労や喜び、そして旅を通しての出会いなどの体験を伝えるとともに、ブログ、Facebookで応援していただいた方々に活動報告としてお話を聴いていただきたいと思っております。
また、同じく自転車旅人の西川昌徳氏をお迎えし、お互いの旅でのエピソードを交えて、自転車旅の魅力をお伝えしたいと思っています。
なお、今回の旅に当たっては「モンベルチャレンジ支援」のサポートを受け、この報告会も会場を使わせていただく運びとなりました。重ねて御礼申し上げます。

 

青木麻耶
1986年生まれ 神奈川県横浜市出身。農学部森林科学科卒業後、某大手メーカーに勤めるも、「パソコンいじるより土いじりたい」と思い立ち、山梨県都留市に移住。NPO法人で農業や食品加工、子どもキャンプ、馬耕、セルフビルドのワークショップなどに携わる傍ら、趣味で狩猟(わな)をはじめ、ジビエ料理や皮なめしを研究する中で、先人の知恵や文化に興味を持つようになる。
2016年5月より、念願の南北アメリカ自転車縦断の旅に出る。その土地に住む人たちの文化、食、民芸、持続可能な暮らし、昔ながらの知恵や技術を見聞きしながら8カ国、約10500kmを走破。

 

西川昌徳
自転車旅人
1983年兵庫県姫路市出身 徳島大学工学部卒業
これまで11年間で世界27カ国80300kmを走破。
「旅するように生きること」をテーマに自転車で世界を旅するなかで生まれた出会いや経験を伝える活動を続ける。ICTを用い世界のいまを伝える「教室が世界とつながる」Skype授業を日本各地の公立小学校の年間カリキュラムとして実施。福島県特別非常勤講師。福島県新地町ICT活用協議会アドバイザー。2014年ファウストアドベンチャーズAG社会貢献活動賞受賞。

 


日時 5月7日(日)15:00-17:00
(終了後、お時間ある方は交流会にも参加いただけるとうれしいです)

場所:モンベル御徒町店サロンスペース
https://goo.gl/maps/QaMW87TxAFo

予約:コメントもしくはmayataro811あっとgmail.comまでメールをお送りください。
当日参加も大歓迎ですので、お友達もお誘いいただけるととっても嬉しいです!

定員:50名

参加費:モンベル会員 500円、非会員 1000円

Day 322-324 Palenque to Sabancuy

4/5 Wed

昨日は暑さと蚊とアリのせいでほとんど眠れず、5時過ぎに起きて暗い中支度をして7時過ぎに出発。暑くなる前にできるだけ距離を稼ぐ作戦。110km先に町があるのでそこを目指す。自転車にまともに乗るのはキューバ以来、1ヶ月ぶり。

 

I couldn't sleep well because of the heat and mosquitos. I woke up at 5am and left at 7. Trying to go further before it gets hot. There is one town in 110km. I haven't rode my bike for one month, ever since Cuba.

 

 

予報通りの灼熱地獄。アスファルトから照り返す空気はサウナのごとく身体中を包む。気温もさることながら、湿度が高いのがキツイ。
寝不足と暑さで意識が朦朧とし、気付くと中央線付近、ということが幾度かあった。車がいなくてよかった…

The weather forecast was right. The heat coming up from the ground made me feel as I was biking in a sauna. It's the humidity that makes it even worse.
I felt so sleepy that sometimes I found myself in the midline. Thanks god there were no cars.

 

 

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なにこれこわい…

 

目的地まで15kmのところで水が切れかけ、たまたまあった建物(このあたりは建物や木陰すらほとんどない)の日陰に避難しようとしたところ、中から人が出てきて冷たい水やらフルーツを振舞ってくれ、さらにクーラーの効いた部屋で休ませてくれた。あなたは神様ですか…

世間話をしながら結局1時間半くらいゆっくりさせてもらった。

 

I almost ran out of water 15km before the town, when I found a building. There are hardly any buildings nor even trees around here. I tried to hide myself in the shade when a man in the building came out and kindly invited me inside. He gave me iced water and fruits, and let me rest in an air-conditioner room. He seemed to me like a god. 

 

 

そこからさらに1時間ほど走ったところでガソリンスタンドを発見。本日のお宿はこちらに決定。シャワー&トイレ付きです。

 

After an hour, I decided to stay in a gas station where they have showers and toilets.

 

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ごはんを作ろうとしたらクッキングストーブが見当たらない。またどこかで落としたのだろうか。オコメタケナイ…ミソシルノメナイ…ワタシカナシイ…。

一眼レフ、iPad、テント、防水デジカメ…わたしはこの旅でいったい幾つのものをなくしたのだろう。まあでも一番大事なものはまだなくしていないので良しとしますか。(ぜんぜん良くないけど!)

 

I tried to cook dinner but I couldn't find my camping stove. I don't know where I lost it. I've lost so many things on my way... A camera, an iPad, a tent, another camera, and now a camping stove. Well... at least I haven't lost the most important thing yet.

 

夜テントを張っていたら、ここは危ないから中(トイレの前)に入るようにと言われる。窓もすべて締め切られ、カギもかけられてしまって暑かったが、直後に土砂降りになったので屋根があって良かった。

明日も暑いのかな…

 

I pitched my tent outside but a guy came to tell me sleep inside (in front of the toilets) because it's dangerous here. It was so hot inside, but it started raining after a while so I might be lucky.

I wonder if it's always hot like this.

 

 4/6 Thu

結局トイレの前は暑くて今日もぜんぜん寝られなかった。5:30から準備をしてバナナとマンゴーを頬張り、7:00過ぎに出た。

今日は曇り空で時折雨がパラつく。おかげで昨日よりだいぶ涼しい。しかし昨日からずーっと平らで景色がつまらん。瞑想するにはいいかもしれない。

 

 It was so hot that I couldn't at all. I left around 7am again.

Its a nice cloudy day with sometime a shower of rain, which makes it much comfortable. However, the scenery doesn't change at all from yesterday. It's so boring. It's a nice road for meditating.

 

 

70km先のレストラン、Los Tucanesに到着。サンクリで出会い、わたしの先を走っているカナダ人チャリダーカップルに、ここでキャンプできると教えてもらった。プールもあり、孔雀がカジュアルにいる。しかもキャンプはタダ。なんですかここは天国ですか。とりあえず近くの湖で水浴びをしてからレストランで久しぶりに魚を食べた。

 

I arrived in a restaurant, Los Tucanes, where they have swimming pools and many peacocks. Rebekah and Nathan, a Canadian cyclist couple told me about this place where you can camp for free.

I enjoyed having a relaxing time eating at the restaurant, drinking beer, and watching the peacocks.

 

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孔雀がカジュアルにいる…

 

夕飯もレストランで食べたので結局なんだがんだで宿に泊まるぐらいのお金を使ってしまったけれども。

自炊できないのが本当にイタイ。せっかく奮発して1000円近くするガスを買ったのに。お米も買ったのにどうしましょう。

 

I also ate dinner so I spent almost as much as staying in a hostel.

It's too bad that I lost my stove. I bought expensive camping gas and rice but now I have no way to cook it.

 

夜中あまりの暑さに目が覚め、プールに忍び込んでからテントの横にマットを敷いて寝た。案の定蚊にやられまくった。

 

At midnight I woke up again because it was so hot, and I jumped into the swimming pool to cool down and layed down beside my tent. Sure enough I was favored by the mosquitos.

 

 

4/7 Fri

そんなわけで朝起きたら目が開かないほど腫れていた。最近ハマっている恋ダンスを練習しながら走っていたら、分岐に気付かずに5kmほど進んでしまった。このままルート変更するかどうしようかと思いつつさらに2kmほど進んだが、結局引き返した。

 

So I got so many bites on my face that I could hardly open my eyes.

I was listening to music and practicing dancing so I missed the turnoff and had a 15km loss.

 

 

途中の小さな村でおばちゃんがエンパナーダを売っていたので食べた。もう一人のお友達らしきおばちゃんが揚げバナナをくれた。そしていろいろ話しているうちに、結婚してるのか?うちのお兄さんどう?わたしの息子もオススメよ?さあ、どっちを選ぶ?とひたすら聞いてきた。面白い人たちだ。

 

I found a woman selling empanadas on the way. She was with her friend, who gave me fried bananas. They asked me if I am single, and they each recommended their brother or son, and asked me to choose either of them. So funny people.f:id:mayataro811:20170501210641j:image

 

そこから40km先のSabancuyという海沿いの町に着いた。おいしいパン屋さんを見つけ、そのパン屋さんに教えてもらった宿に行ってみる。シングル250ペソと少し高いが、ここ最近暑くてまともに寝ていないし危険なのでしっかり寝よう。

 

I arrived at a small town Sabancuy.

I found a nice bakery, and went to the cheapest hostel he told me. It was 250pesos, a little bit on the pricy side for me, but sometimes it's better to rest especially because I haven't slept well for the last few nights.

 

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海辺の町だからきっと海鮮がおいしいだろうと思ってエビのカクテルを頼んだけど、冷凍でした…

 

I thought they have nice seafood because it is a town on the coast, but I was disappointed to find out that the shrimp were frozen...

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ホステルに戻る途中でお店の親子に呼び止められる。日本人はネズミやカエルを食べるんでしょ?と聞かれた。昼のエンパナーダのおばちゃんたちにも全く同じことを聞かれた。どんなイメージなんだろう。まあわたしは食べたことありますけど、一応日本人を代表して食べないよとお伝えしました。

 

I was on the way back to the hostel when a lady and her daughter talked to me. She asked me if Japanese eat mice and frogs, and I told her that's not general. (Though I have eaten it)

 

今日こそちゃんと寝られますように。

 I hope I can sleep well tonight!!

Temazcal

「テマスカル」をご存知だろうか。真っ暗な空間の中で焼け石に水をかけ、サウナのようになった室内で心身を清める儀式。いわゆる「スウェットロッジ」の一種である。

 

サンクリの民芸品市場を歩いていると美しい太鼓に足が止まった。その太鼓を作っていた彼の名はHermano sol。聞けばそれは「テマスカル」に使われる太鼓だという。そしてなんと翌日に近くでテマスカルが行われるという。以前から気にはなっていたものの、なかなか受ける機会がなかったのだが、まさかこんな形で出会えるとは。

 

翌日、同じ宿に泊まっていた友人とオーガニックマーケットでフルーツと花を買ってから向かった。

 

山々に囲まれた美しい景観の真ん中に建つテマスカル小屋。一般的には石や土で出来ていることが多いようだが、ここのはドームテントのような形であった。小屋の前では火が焚かれ、石が熱されている。

 

我々を含めて15人ほどいたかと思う。火に熱された石を囲んで円になる。

「石はわたしたちのabueros(おじいさん、おばあさん)。なぜならずっと昔から地球にいて、たくさんのことを知っているから。」

一人ずつ、今の自分の在り方を胸に、そっとタバコの葉を石=abuerosに捧げる。ハーブの入った水で身体を清めてもらってから、一人ずつ小屋(擬似子宮)の中へ。

 

暗闇の中で、煙と蒸気に包まれ、歌と太鼓を奏でること3時間。身体だけでなく、心の毒素もすべて洗い流され、擬似子宮の中から出たときはまさに生まれ変わった気がした。そして自分の中から沸き起こってきたのは、これからどんな世の中になろうと「大地とつながって生きていきたい」という感覚。とても心地よくて豊かな時間だった。

ただひとつ、こんび太郎ができるのではないかというほど垢が出たのでこれからはちゃんとお風呂に入りたいと思いました。
Temazcal is a type of sweat lodge among the Mayans. I felt that not only my body but also my soul has been purified after all the ceremony. Such a special experience.

 

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Day 321 Palenque

4/4 Tue

暑い…まとわりつくようなジメジメとした空気。これがパレンケか。

ここパレンケはサンクリから100kmあまりしか離れていないのだが、あちらは高原、ここは熱帯のジャングル。これから先が思いやられる暑さ。

 

宿に荷物を置いて遺跡へ。人も少なく、森の中にあってとても気持ちがいい。

https://www.instagram.com/p/BSe1VDdAWCQ/

遺跡で昼寝。贅沢や。しかし暑いぜパレンケ。明日から走れるかしら。Taking a nap in the ruins.



明日からようやく走り出すのだが…大丈夫かこれ…

https://www.instagram.com/p/BSe1bywgnHv/

明日の気温。。

 

泊まった宿はシャワーも扇風機も壊れていて、とにかく暑い。アツイ夜を過ごします。



Day 313 Chamula and Zinacantan

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一歩踏み込んだ途端、衝撃が走った。外観からは想像は付かなかったが、今まで見てきた教会とは何もかも違った。

 

薄暗い空間の中でまず目に入ってきたのはゆらゆらと揺れる無数のロウソクの灯り。天井からはいくつもの布が斜めに垂れ、両側の壁にはガラスの箱に入った像が所狭しと並び、その前にある机の上にもガラスのコップに入ったロウソクが並ぶ。

床の上には椅子はなく、青々とした松の葉が絨毯のように敷き詰められ、あたり一面にその香りが立ち込めている。ところどころその葉をよけて大理石の床の上にロウソクを並べ、家族毎にお祈りをしている。しまいにはロウソクがすべて溶けて、床が燃えている。祈りの儀式にはコカコーラが使われる。これはかつてのPoxという飲み物の代替品だという説や、ゲップが身を浄化すると信じられているからという説がある。わたしは直接は見ていないが、ニワトリが生贄として使われることもあるようだ。
最後に溶けたロウソクを床からこそげ落として帰っていく。なんだか夢を見ているようだった。

中は撮影禁止のため写真がない。わたしの乏しい文章力でどこまで伝わるかわからないが、あの独特な空気感は実際に行ってみないとわからないだろう。

 

I never felt so surprised going into a church like this. It was absolutely different. The floor was covered by pine leaves, which gave an aromatic effect. Locals were praying on the ground in front of the candles with a Coca Cola.

 
ここはサンクリストバルから10kmほど走ったところにある、チャムラ村の教会。元々あった宗教とキリスト教が融合した不思議な空間。スペインの統治下でカモフラージュをするために外見は普通の教会になっているようだ。

 

洗濯は一大イベントらしい

 

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ちなみに日曜は市があるというのでそれに合わせて行ったのだが、市はやっていなかった。あとからわかったことだが、市は10時に終わってしまうらしい。わたしが着いたのは10:30。みんな早起きなのね…。これぞあとの祭りってやつです。

 

 

 

メルカドでごはんを食べてから、そこからさらに10kmほど離れたシナカンタン村へ。チャムラでは女性はみな黒いボアのスカートを履いていたが、この村では上は紫地、下は黒地に色とりどりの花の刺繍が施された衣装を着ていて、とても美しい。しかしこのあたりの人たちは写真が嫌いなようで、カメラを向けると逃げていくか怒り出すかお金を要求されるのでなかなか写真が撮れなかった。小さな村だが、どこの家の前でも女性がチクチクと裁縫をしている。

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かわいらしい教会。

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帰ろうとしたところ、若い女の子たちが刺繍をしていたので作業の様子を見せてもらっていた。「一枚のショールを作るのにどれぐらいかかるの?」と聞いたところ、「布地を織ってから下書きをして、そして刺繍をするから1ヶ月ぐらいかな?」ですと。い、1ヶ月!?それをたったの400ペソ(約2400円)で売っているという衝撃。きっと価格競争が起きているのだろうけど、もっと彼女たち自身が自分たちの生み出すものに価値を見出してほしいと思いました。だってこんなに美しいんですもの。

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サンクリストバル周辺には他にも先住民の住む小さな村がたくさんあり、ひとつひとつ文化も衣装も異なるという。奥が深いぜ、サンクリ

 

 

 

Day 312-321 San Cristobal de las casas

この街に一目惚れした。

I fell in love with this town.
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朝、目がさめるとサンクリストバルデラスカサス(以下サンクリ)に着いていた。
バスターミナルの前の屋台で売られていた、タマレス(メキシコ版ちまき?)とアロスコンレチェ(甘いミルク粥みたいなの)を食べてみたらめちゃくちゃおいしくて、それだけでこの街が好きになった。

 

I woke up in the morning and found myself in San Cristobal de las casas.

There was a stand selling tamales and arroz con leche, and it was so tasty that I knew I would love this place.

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そして通りを歩けば鮮やかな刺繍が施された民族衣装を身に纏った女性たちが歩いている。ペルーやボリビアを彷彿とさせるマヤの先住民文化がこの地には根付いているのだ。

There are so many indigenous people wearing traditional uniforms. The Mayan culture reminded me of Peru and Bolivia.

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サンクリの街はソカロという広場から縦横に歩行者天国の道があり、そこにたくさんの土産物屋やカフェが並ぶ。

 

Many shops and cafes stand on the pedestrian walkway near Zocalo.

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メルカドには生きたニワトリから野菜、果物、薬草、生活用品、衣類、などありとあらゆる店が迷路のように入り組んでいる。何度か行ったが毎回迷子になった。

 

All kinds of goods from live chicken to vegetables, fruits, medicinal plants, clothes... are placed all over the market, and I easily got lost every time I went there.

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それとは別に民芸品のメルカドもあり、手作りの民族衣装、人形やアクセサリーなどが所狭しと並ぶ。どの店もほとんど同じようなものを売っているので、わたしはてっきりどこかの村から仕入れて売っているのだと思ったのだが、よくよく聞けばほとんどはそれぞれのお店の人自身が作ったもののようだ。わたしがとても気に入ったデザインのミサンガがあり、お店の女性にお願いして教えてもらうことになった。詳しくは後日書こうと思う。

 

There is also Artisania market and they sell hand made uniforms, dolls, and accesories. I first thought they buy it from a particular village, because every shop sells almost the same thing, so I was surprised to hear that each owner of the shop has made all the stuff they are selling. I asked a woman if she could teach me how to make a bracelet.

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最初の2日はグアダルーペ教会のすぐ傍にある宿に泊まっていたのだが、病気が蔓延していたので3日目から「カサカサ」という日本人宿に移ることにした。普段日本人宿にはあまり泊まらないのだが、何人からかオススメされたので行ってみた。ここが本当にめちゃくちゃ居心地が良くて、オーナーのタケシさんはじめ宿泊客も個性派揃いで思わず長居してしまった。今まで「海外に来てまで日本人宿に泊まって日本語喋るとかよくわからん」と思っていたが、やっと日本人宿の存在意義がわかった。長期旅行者にとっては言葉が通じること、母国の味を共有できることがどんなにありがたいことか。本当にお世話になりました。

 

I first stayed at a hostel near Guadalupe church, but I moved because everyone was getting sick there. I moved to a Japanese hostel "CASA KASA". It's sometime nice to hang out with other Japanese people.

 

みんなでごはん作って食べたり、露天風呂造りに参加したり、テマスカルに行ったり(後日詳しく書きます)、マクラメ編みを習ったり、タイ料理食べにいったり。

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最後の日にはみんなで片道3時間のところにあるチフロンの滝に遠足に行った。

We went to a field trip to Chifron.

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日本人がたくさん住んでいるのがよくわかる。だってめっちゃ居心地いいんだもの。

離れがたいぜ、サンクリ!!

 This is such a wonderful town. Hard to leave!!

Day 309-311 Oaxaca

 

3/22 Wed
8時間のバス旅を経てオアハカの街に着いた。なぜわざわざここに来たのかというとここにはおいしいものがたくさんあると聞いたから。

I came to Oaxaca because I heard there is good food here.

 

 

ちなみにバスの中では今更ながらダウンロードしておいた「逃げ恥」をひたすら見ていた。これは、、非常に面白いですね。ガッキーかわいすぎるしひらまささんに惚れましたね。

8 hours in the bus, I was watching a Japanese drama all the time. It was a good one.

 

 

ホステルにチェックインしてから近くのメルカドへ。朝からナッツしか食べていなかったのでおなかがすきましたのう。
メルカド内をウロウロしてからオアハカ名物の「Tlayuda」を食べた。パリパリの大きなせんべいにモレというカカオでできたソースと野菜、オアハカチーズとステーキが載っている。とても食べづらい。頼むまでフォークやナイフは出てこなかったのだけど、ステーキは切れてるわけでもないしどうやって食べるのが正解なのだろうか。

 

I went to the mercado and ordered this typical food. It's like a huge cracker with mole (sauce made from cacao), vegetables, and a piece of steak. I have no idea how to eat it without using a fork and knife.

 

https://www.instagram.com/p/BR9jtT0ACVR/

食の街ワハカにやってきた!名物Tlayuda(トルティーヤを揚げたみたいなパリパリの生地の上にモレというカカオから作ったソースとワハカチーズとサラダとステーキがのってる)&コロナビール!

 

 

ホステルに帰ってからはホステルの片隅でひっそりと恋ダンスを練習しているうちに夜がふけていった。なんだか日本のドラマを見たせいでホームシックじゃないけど日本が恋しくなってしまいましたよう。どこにも行く気が起きませんね。早く帰りたい。まあもうすぐ帰るんですけどね。
全部逃げ恥のせいだ。

I'm kind of feeling like doing nothing, and I want to go home. It's all because of that drama.

 


3/23 Thu
オアハカ周辺にはいくつかの有名な遺跡や滝などの観光名所があり、それらを周るツアーもあるのだが、すっかりやる気をなくしたわたしはなんだかもう観光名所はおなかいっぱいだしまちをフラフラしただけでおわった。全部逃げ恥のせいだ。

There are some famous ruins and waterfalls around the town, and I was thinking of visiting one of them, but I didn't really feel like it, so I just walked around the town. It's all because of that drama.

 

 

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釉薬をかけず、土をピカピカに磨いて作る漆黒の陶器。黒光り。

 

https://www.instagram.com/p/BSAjj7lA9cX/

今日はバッタを食べました
Grasshoppers

 

お昼に頼んだこのスープは今までの旅の中でも1,2を争う不味さで、怒りを隠しきれなかった。
This soup was one of the worst thing I ever had in my whole trip.

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3/24 Fri
昨日の反省を生かして動くことにした。なんだか久しぶりに自転車で走りたい気分だったので10km離れたパーマカルチャーセンターEl bolomに向かった。非常に急な坂を登りきったところにある。残念ながら誰もいなかったので勝手に見て回った。

Today I biked to a permaculture center 10km out of town.

 

広大な敷地の中に、母屋とゲストハウス、キッチン小屋、コンポストトイレ小屋、薪ボイラーシャワー小屋、雨水タンク、温室などが建っていた。

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かまど

Cooking stove

 

 

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ミミズコンポスト

earthworm compost

 

 

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自転車の雨水ポンプ

bicycle pump

 

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ブラジルぽい竹
bamboo

 

 街に戻ってオーガニックマーケットでお昼。海老ココナッツというどこの国のだかわからないけどおいしい料理。

 

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そして午後はこれまた10km離れた村へ。ここではアレブリヘスというカラフルな木彫りの動物を作っている。多くの工場が家族経営で、わたしがたまたま入ったところもお父さんが木を掘り、お母さんと娘さんが色塗りをしていた。絵付けをさせてもらえないか、ダメ元で頼んでみたら快くOKしてくれた。見本を見つつ、見よう見まねで。ガサツなわたしにはなかなか難しいけど、指先に意識を集中させるのは楽しい。わたしはやっぱりものづくりが好きだ。下手とか上手いとか関係なく、好きなものは好きだ。そしてそれが伝統的なものや自然の素材から出来たものならなおのことテンションが上がる。

I went to another town which is famous for Alebrijes, a colorful wooden carved animals. The father was carving, and the mother and the children were painting. I asked if I can try painting, and they let me do it. It's difficult but fun to concentrate making things.

 

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Copalという木を使っているらしい

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https://www.instagram.com/p/BSCzoslgWMu/

わたしのはどれでしょう


Can you guess which is mine?

 


充実した1日を終え、ちょうど暗くなる前に街に戻り、人気ぽいタコス屋さんでタコスを食べる。オアハカの食べ物は期待していたが、残念ながらわたしの口に合うものには出会えなかった。オアハカチーズぐらいかな。でもオアハカチーズはメキシコ中で売ってるからなあ。名物にうまいものなし、ということなのでしょう。

 

It was a satisfying day, though I don't know why Oaxaca is so famous for food.  Oaxaca cheese is great, but you can buy it in any supermarket in Mexico. 

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さて、夜行バスに乗りこむ。目が覚めればサンクリストバル!バスってべんり!

 I'm taking a night bus to San Cristobal. What a convenient way of transportation it is!! 

Day 302-308 Mexico city

一週間のアメリカ生活を終えてメキシコシティに戻ってきた。

 オマールのおうちに自転車と荷物を置かせてもらっていた。オマールは仕事が忙しいのに関わらず、空港やバス停まで送迎してくれた。オマールが出張に出かけてからは、毎朝お母さんと一緒にごはんを作り(わたしはほぼ見てるだけ)メキシコの家庭料理をいろいろと学ばせてもらった。

 

I came back to Mexico City. Omar let me leave all my stuff in his house while I was in US. He was so kind that he came to pick me up from the airport although he is so busy. I learned a lot of Mexican cuisine from his mother, Martha. 

 

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Nopales(食用サボテン)を使ったジュース

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これは屋台で売ってたノパレスのサラダ

食感は茎わかめみたいなかんじかな。

 

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チチャロンという豚の皮を揚げたもの

 

博物館やカテドラルに連れて行ってもらったり。

 She took me to the museum and the cathedral.

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日陰を好むひとたち

 

本場のルチャリブレは面白い!と聞いていたので、お礼?にお父さんお母さんを招待したのだけど…とりあえずバチコン叩きまくってて痛そうだった。プロレスの面白さはまだわたしには理解できない。

 

many people said that I should go to see the Lucha libre, so I envited Martha and Leo. I disn't really understand why everyone recommended it.

 

Lucha libre はじめてプロレス見た

 

メキシコシティに住んでいる日本人とも会った。

スミレちゃんはちょうど一週間前にシティに引っ越してきたらしく、わざわざ和食を作ってくれた。デザートに白玉団子まで!とても美味しかったです。ありがとう。

 

I met my friend from Japan who just moved to Mexico City a week ago. She cooked delicous Japanese dishes.

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かおりさんとは一緒にルイスバラガン美術館へ行った。わたしはよく知らなかったのだけど、どうやら日本人にはとても有名な建築家らしく、安藤忠雄も大きく影響を受けているそう。本当は予約が必要なのだけど、キャンセルがあったようでたまたま入ることができた。光と影、色がもたらす感情の変化まで計算に入れた建物はシンプルながらも知るほどに奥深く面白い。

 

I went to the Luis Baragan museum with another Japanese girl. It was very impressing how he had all the light and shadows and colors in mind to control the emotions.

 

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ディエゴリベラの壁画は先住民の暮らしからスペイン侵略後までのようすが見て取れる。

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メキシコシティのメトロには色んな小商いがいる。お菓子やボールペン、ピアスのキャッチ、挙句はスピーカーを抱えてカラオケをする人まで。なんでもありだ。そんなの需要あるの?って思うようなものも意外と買う人がいるから面白い。

 

There are so many people selling things on the Metro. Sometimes even people doing Karaoke.

 

https://www.instagram.com/p/BR3QVPQg7eS/

小商いのプロメトロに乗っているといろんなモノ売りに出くわす。お菓子やペン、謎のクリーム、中にはスピーカーを抱えてカラオケをはじめる人まで。こんなもの誰が買うんだろうと思うようなものも、意外と買う人がいたりして面白い。しかもみんな饒舌だ。わたしはあんなによどみなく喋り通すことはできない。彼らこそ小商いのプロだと思う。中には何もしないでただコップの中のお金をチャラチャラ鳴らすだけでお金をもらおうという人もいる。はじめは何か働けばいいのに、とか思っていたけどよく考えたらわたしも同じだった。ただ違うのは彼らは自分の存在価値を自分で認めていることだ。何もしなくても存在しているだけで価値がある。それを他の誰でもなく自分がまず信じること。それって実はものすごいことなんじゃないかと思う。彼らから学ぶことはたくさんある。

 

みんなでソチミルコにも出かけた。屋形船で運河を走るのだが、マリアッチや物売りの船が横付けしてきたり、気づいたら乗り移っていたりして面白かった。不気味な人形の島も見た。

 

We went to Xochimilco, and rode a boat. It was fun to see the mariachis and boats selling all kinds of stuff.

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マゲイというアロエみたいな植物から作るアルコール、プルケを飲んだ。どぶろくみたいな味でおいしい。

 

 Pulque is an alcoholic drink made from a plant, Maguey.

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考古学博物館ではアステカ、マヤ、など地域や時代ごとに膨大な展示があり、なかなか見応えがある。特にアステカのカレンダーがとても面白かった。ちなみにメキシコの硬貨を全て組み合わせるとこのカレンダーになるらしい。

 

The anthropology museum has enormous amount of stuff from the Asteka and Mayan. The Asteka calendar was interesting. If you put together all the Mexican coins it will be this calendar.

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外に出るとどこかの民族が高いところからくるくる回りながら降りてくるパフォーマンスをやっていた。

 

Some tribe was doing a performance

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最後の日はオマールが帰ってきたので和食を作った。かおりさんにもちゃっかり餃子を作ってもらってしまった。オマールの妹さんは日本人の旦那さんと結婚して日本に住んでいるため、日本グッズがたくさんある。

 

The last day Omar came back and we had a party with Japanese food.

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そんなわけで結局一週間も滞在させていただいた。何から何までお世話になりっぱなしで本当にありがとうございました。

そしてオマール一家とのご縁を繋いでいただいたまささん(西川昌徳さん) にもこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!

 

https://www.instagram.com/p/BR8iUBSA6nB/

めちゃくちゃお世話になったオマール一家!本当にありがとうございます!これからバスでワハカに向かいますー。Muchísima gracias por todo!! Familia muy muy amable :)Voy a ir a Oaxaca!!

 

 

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