まやたろの体当たり日記 Wanderlust

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン→2019秋「なないろペダル」(出版舎ジグ)刊行!

Day3 @Vancouver to Salt Spring

 

お世話になったBoxallファミリーに見送られ、フェリーターミナルへ向けて出発。

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短い間だったけど、North Vancouver の魅力をたっぷりと味わわせていただいたKeikoさんに感謝。またゆっくり来たいな。
 
今日はバンクーバーの南、Tswwassenからフェリーに乗り、Gulf islandsのひとつであるSalt Spring islandに向かう。今回は強力な旅のお供がいる。MelとAshというバンクーバー在住のカップルで、2人共自転車&キャンプ経験豊富。2人がSalt Springに行くというので、わたしも同行させてほしいとお願いしたのだった。実はわたしはまだ2人に会ったことがない。というのも、Couchsurfingというサービスを通じて知り合い、出発する数日前にたまたまMelから連絡をもらったのをきっかけに、今回の旅が決まったからだ。Melは本当に親切に、旅に出る前からバンクーバーでの自転車おすすめスポットから、おいしいお店、フェリーの乗り継ぎ方法、そしてプリペイドSIMのことまで、ありとあらゆる情報を教えてくれた。そして今回泊まるのも、MelがCouchsurfingで見つけたというHarryのお宅で一緒にキャンプさせてもらうことになった。Harryのプロフィールを見ると、どうやら大人14人、子ども5人のコミュニティでパーマカルチャーを実践しながら生活していて、家もCob(土やわら)で作っているとのこと。どんなところなのかとてもワクワク。MelとAshとは、15時のフェリーに一緒に乗る約束をしていた。
話は初日のポリスメンに戻るが、実はその後ポリスメンから連絡があり、もしフェリーに乗るならフェリー乗り場まで送ってあげるよとのこと。どこまで親切なんだ!!
ご厚意に甘えさせていただくことにした。
13時にポリスメンと待ち合わせをしていたが、おとといのペースだと到底辿りつけないので、今日はSea busとSky Trainというバンクーバーが誇る公共交通機関でワープ。どんなものか試してみたい気持ちもあったのでちょうどよい。
まずはSea bus。Keikoさん宅からSea busの駅であるLongsdaleまで自転車で約20分。行きはさんざん登っただけあって、帰りはラクチン!
そこからCompassチケットを買ってSea busに乗る。

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なんと自転車はタダでそのまま載せられる!超べんり!!しかも90分までは乗り換え自由らしい。

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対岸のWaterfront駅まで、バス(というよりフェリー)に乗ること12分。バンクーバー側はさすが大都会。

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せっかくなのでMelがおすすめしてくれたGranville island Public Marketにてお昼ごはんを買おうと向かった。
 

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マーケットは平日の昼と思えないぐらい人で溢れかえっており、すごい活気だった。何を食べようかさんざん迷った挙句、Tacosを買った。ふつうだった。

 

そこからチャリを走らせて再びSky Trainへ。入場しようとするも、エラーになる。あれ?なんで入れないの?近くにいた駅員さんに聞くと、最初に入場したのが10:38、そして今は12:14。つまり6分くらい遅かったね―、と。な、なんという非情!無情!乗り継ぎ時間が90分だと勝手に思っていたけど、入場してからだったのか…不覚。マーケットで迷っていた時間が悔やまれるが、あとの祭り。仕方なく再度チケットを買い直してSky Trainに乗る。そして電車に乗り、終点だからと余裕をこいていたら、気づいたら折り返しているというトラブルにも見まわれつつ、どうにかこうにか待ち合わせ場所のマックに着いた。Ian(ポリスメン)は遅れてきた私を温かく出迎えてくれた。手際よく自分のVanに荷物とチャリを積みこむと、さあ乗って、とフェリー乗り場へ。この後息子さんをPick upしに行くらしく、そんな忙しい最中にわざわざわたしを送りに来てくれたのかと思うとただただ申し訳なく、本当にありがたかった。
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おかげでフェリー乗り場へに着いたのは14時。あと一時間もあるし余裕だ〜。
 
ところが、Melからのメールを見ると、もしかしたら15時のフェリーに間に合わないかもしれないとのこと。なのでしばらく外で待っていることにした。何度か連絡をしたが、つながらないので15時のチケットをキャンセルし、次の便に乗ることにした。確認のためにMelに電話したのが14:53。すると、なんと15時のフェリーに間に合ったという!え?まじで?わたしキャンセルしちゃったよ!!Oh noooo!!! 
 
慌てて電話を切り、自転車を持ってチケットを買おうとするも、カギとタイヤと財布のチェーンがからまって動かない。さらに追い打ちをかけるように、あいていた財布の口から小銭がジャラジャラ…無情にも時間は刻々と過ぎていく。せっかくIanに送ってもらったのに、Melたちもがんばって間に合わせてくれたのに、わたし乗れないの!?15時のフェリーに乗らないと…半ば泣きそうになっているところを、親切なチャリダーたちがカギを解くのと小銭を拾うのを手伝ってくれた。お礼を告げ、やっとの思いでチケットカウンターに走りこむも、"It's too late." ガーーーン
 
そうして悲しいかな、Melたちを乗せたフェリーは目の前で出発していきました。
次のフェリーは1時間後。しかも乗り継ぎが悪いので島に着くのは19:35。ぜ、ぜつぼうや…しばらく打ちひしがれながらMelにメールを送った。"I missed the ferry... I'm so sorry..."
 
そして予定通り(?)19時半過ぎにSalt Spring islandに到着。とにかく日が暮れる前にテントを張らないと。バンクーバーの都会の街並みから一転、ヒツジが放牧されているのどかな風景を横目に、必死でチャリを漕ぐ。最後の坂がキツくて、音楽をかけながらがんばってみたけど、その先に見えたさらなる坂にやる気を無くし、押して歩いた。坂を登って行くとMelとAshの姿が見えた!ついに会えた!到着したのは8時半近くだったが、幸いまだ明るいのでテントを張った。その間に2人は夕飯を作ってくれた。Harryはとても気さくで面白いおじさんだ。辺りにはセルフビルドの家がたくさんあるようだ。明日またゆっくり見せてもらうとしよう。
 
 
それにしても公共交通機関に運がないわたし。これは何を暗示しているのだろうか。。
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