Day 347-349 Cancun
4/30 Sun
11時のフェリーでコスメル島を出発。爆睡していたらいつのまにやら着いていた。
Tres Bocasというセノーテに泊まろうか一瞬迷ったのだが、通りから少し離れていて面倒そうだったのでPuerto Morleosに向かう。町に着く少し手前でロードバイクに乗った人に話しかけられ、「これから海辺で友人と一緒に演奏するから良かったら一緒にどう?」みたいなことを言われたのでついて行ってみることにした。
浜辺についても彼は演奏する気配はなく、実際にはバンド演奏を聞きながら海辺でのんびりしよう、ということだったようで、どうやらわたしのスペイン語能力は未だにこんなもんらしい。
そんなわけで二人でビールを飲みながら海を眺める。観光客は少なく、地元の人でにぎわっていていい雰囲気だ。
6時になり、そろそろ今夜の寝床を探さないといけないのでロードバイクの彼に別れを告げて、キャンプ地を求めてさまよう。結局リゾートホテルとリゾートホテルの間のビーチに潜り込んだ。海が目の前にあり、最後のキャンプ地にふさわしいロケーション。
風強いしお腹すいたけど、食材がアボカド、パプリカ半分、マンゴーしかないのですこしずつかじって夕食とした。
5/1 Mon
夜明け前に目が覚める。朝日を拝もうと思っていたのだが雲隠れしている。外から大きなトラックのようなものが近づいてくる音がして、こっそり覗くと砂浜を整備するショベルカーだった。「こんなところで何してるんだー!踏み潰すぞー!」と怒られるかと思ってビクビクしながらテントの中で様子を伺っていたが、大丈夫だった。
人が来る前にそそくさと荷物をまとめて出発。
CANCUNのモニュメントの前は何かのアトラクションのように行列ができていて、いつもならスルーするところだがここはわたしの旅のゴールでもあるのでがんばって30分並んだ。
それにしてもすさまじいリゾート地。わたしにはきっと一生縁の無い場所だろう。でもいいのだ。なんといってもわいには移動式5つ星ホテルがあるから。
カンクンの町につき、ロサス7という日本人宿にチェックイン。なんだかんだ個々最近は日本人宿ばかり泊まっている。いろんな意味でリハビリになるからちょうどいい。
明日空港へ行くのにどうするか悩んだが、ADO(高速バス)のターミナルが思いの外近いのでバスで行くことにした。そんなわけでダンボールをゲットしに近くの自転車やさんへ。100ペソというなかなかの高級ダンボールをゲットした。
宿に戻ってしばらくすると、みんなでごはんを食べに行くというので着いていくことにした。最後の晩餐はセビチェだった。
夜は外でテキーラを飲んでいた集団に誘われて、途中からその輪に加わった。今はGWだから、会社勤めをしている短期旅行者とフラフラしている長期旅行者が入り混じっていて面白い。結局3時ぐらいまで飲んでいた。
それにしても明日帰るというのが信じられない。ロスのトラウマ事件もあり、無事に帰れるのか非常に不安である。
5/2 Tue
とうとうこの日がやってきた。昨夜は3時過ぎまで起きていたのに、朝は6時前に目が覚めてしまってから不安で眠れず、空腹だったのでヨーグルトを一箱食べた。
荷造りをし、11時頃出ようとしたのだが、自転車と箱と荷物を全部一度に運ぶのはなかなか至難の業で、「ぐぬぬ…」とうめいていたところ、ケンさんとアツトくんがバスターミナルまで運ぶのを手伝ってくれた。ありがとう…。
バスターミナルに着いて自転車をバラし、箱に詰めようとしたのだが、ここでとんでもないことが発覚。なんと左側のペダルがネジから曲がっていて外れなくなっているではないか。どうりで前からなんか様子がおかしいと思っていたのだが、まさか曲がっていたとは…。わたしが四苦八苦していたところ、何人かおじさんがわらわらと集まってきて代わる代わる手伝ってくれようとしたが、とうとう外れず、ペダルを付けたまま無理やり箱に押し込んだ。どうにか入ったけどこれ以上ペダルが曲がらないか心配だ。
バスターミナルの向かいのお店で最後のメキシコ料理を食べ、バスに乗り込む。
ターミナル2で折りて運良くカートを見つけてチェックイン。フライトまでまだ4時間以上前なので空いている。続いて手荷物検査。本当は荷物を2つ預ける予定だったのだが、3/9から要項が変わったとかで2個目は有料だと言われたので、仕方なく手荷物にすることにした。ハサミとナイフだけ自転車の箱(預け荷物)に移したのだが、六角レンチやペンチ、ドライバー等が入っていたポーチを移し忘れ、手荷物検査で没収されそうになったので慌てて戻り、同じ便の人に荷物に入れてもらえないか頼み込む。最初の何人かには断られてしまったが、最後にやさしいお姉さんが入れてくれた。よかった…。
さていよいよトラウマのロサンゼルスへ。順調に行けるといいのだが。