まやたろの体当たり日記 Wanderlust

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン→2019秋「なないろペダル」(出版舎ジグ)刊行!

秋田〜青森編 きりたんぽとこぎん刺し

温室で迎える朝。

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朝起きると掃除の方がなんとお弁当を作ってきてくれた。「冒険者の方が来てるって聞いて楽しみで〜」ですと。冒険者でもなんでもないんですが、本当にうれしくありがたいことです。初対面どころか会ったこともない人にこんなに優しくできるなんて神様みたいな人っているんだなあ。温泉優待券までいただき、おかげで朝から身も心もぽかぽかです。今回は短い滞在だったけど、山形またゆっくり来たいな。さて秋田までワープしますぞ。


温かい心遣いに感謝しつつ、温泉に入り、雨の中を鶴岡駅まで走る。ここから秋田まで一気にワープすることにした。鈍行で行ったので途中乗り換え駅で時間が4分しかなく、階段を上ってまた下りないといけないためはげしくあせった。輪行する度にらら自転車は乗るものであって運ぶものではない、とつくづく思う。

 

秋田駅に到着。ここで友人家族と待ち合わせをしていたのであった。

https://www.instagram.com/p/BXl6W3PARjb/

秋田で吉田さんファミリーと4年ぶりに再会!非電化工房の「地方に仕事を作る塾」で知り合い、その後わたしが山梨に行ってからは毎回のように農体験イベントに来てくれていた吉田家。帰省直前のお忙しい最中に秋田駅で再会。子供たちはすっかり大きくなっていて、短い時間でしたがお会いできてとてもうれしかったです!お土産やクラウドじゃないファンディングまでいただいてしまって、おまけにご実家に泊めていただいてごちそうをいただいて、もうなんとお礼を言ったらいいのか…

 

お昼ご飯をごちそうになり、心のこもったお手紙とおこづかいをいただき、さらには大館のご実家に泊めていただくというなんとも至れりつくせりなことになってしまいました。ありがとうございます。

朝出る時お母さんがお見送りしてくれた。おにぎりまで持たせていただいて。もうなんと言ったらいいのやら。

 

ここから弘前に抜けるには峠を越えないといけない。しばらくのぼりが続く。峠に道の駅があり、比内地鶏のきりたんぽという看板につられて入る。

https://www.instagram.com/p/BXmZSXpgRzU/

せっかく秋田にきたので#比内地鶏 #きりたんぽ

きりたんぽは時間がたつほどに味が染み込んでいって美味しかった。

 

https://www.instagram.com/p/BXmcaP3giI6/

と思ったらもう青森に突入

 

峠を下って弘前に入る。

弘前に着いたらぜひともやってみたいと思っていたのがこぎん刺し。見本を見ながら上下左右対称の模様を一針ずつ縫っていく。お店の人も自転車好きらしく、自転車話で盛り上がる。青森もなかなか自転車が盛んらしい。

https://www.instagram.com/p/BXm3WHEAPsp/

弘前にきたのでこぎん刺しを教えてもらう。一針ずつチクチクするのはたのしい。元々野良着を補強する過程で生み出されたこぎん刺し。「素敵ね」、と言いながらそれを上回るものを作ろうとする津軽気質によってどんどん新しい模様が生まれていったらしい。#handicraft #discoverjapan

 

近くに草木染めのこぎん糸を売っている「津軽工房社」という素敵なお店があり、そこのお姉さんと話しているうちに近くでりんご染め体験ができることを教えてもらった。

 

さて、今日はどこへ泊まろうか。岩木山にキャンプ場があるらしいが、逆方向だしあまり山を登りたくない。とりあえず温泉に入ってから考えよう、というか温泉の駐車場に泊まればいいかな〜みたいなノリで温泉へ。

しかし現実はそんなに甘くはなかった。

 

https://www.instagram.com/p/BXnXqOagjzW/

宿泊予定だった温泉の駐車場がNGだったので真っ暗な山道を登ってキャンプ場に向かうものの、途中で力尽きていたところ東屋を見つけたので今日はここにする。スーパーで買った割引惣菜と缶ビールで迎える30歳最後の夜。なにしてんだわたし。

 

そんなわけで力尽きてひとり東屋のベンチでウトウトしながら気づけば日付が変わっていた。31歳、幸先のいいスタートです。



 

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