北海道編#2 サムズバイクとミスターバイシクル
朝起きると豪華な朝食が用意されていた。荷物をまとめて出ようとすると、今度はおにぎりをもたせてくれた。
れいこさんの働く北海道のローカルコンビニ、セイコーマートは最高だ。お店で手作りのおにぎりやフライドチキン、焼きたてのパン…どれもすごくおいしいので北海道ではこのオレンジの看板を見るたびにテンションが上がる。
れいこさん、夢子ちゃん、大変お世話になりました!
あつまをあとにして札幌まで70kmほど。今日は快晴とまではいかないが、雨もなく走りやすい。14時半に到着。
夜は前の会社の先輩や狩猟つながりで出会った友人など、わたしの会いたい人を集めた会。わたし以外はみんなお互い初対面でどうなるかと思ったけど旅の話など楽しんでいただけたようでよかった。
翌日は朝からけっこうな雨。以前オーストラリアを走ったというアキコさんとラーメンやさんで待ち合わせ。人気店らしく、雨なのにすごい列ができていた。
つづいて向かいにあるサムズバイクへ。
ペダルとクランクの様子がおかしかったのを中古パーツで交換していただきました!なんともありがたい。tkdさんは北海道で走ってない道はないぐらい北海道を知り尽くした人。函館までのおすすめルートやグルメ情報など、いろいろと教えていただいた。歩くガイドブック並みの知識!
とても居心地の良い場所で、結局ほぼ一日中いた。
わたしが行きたいと言ったらアキコさんが北海道博物館まで連れて行ってくれた。
アイヌの展示が充実していると聞いた通り、旧石器時代からの北海道の歴史が時系列でわかりやすく展示されていた。縄文時代のあと、九州〜本州までは稲作がはじまったが、北海道までは伝わらなかったため、続縄文文化と呼ばれているそう。その後アイヌの人たちが如何に松前藩から搾取されていたかもよくわかった。干鮭100匹と米7升を交換とか酷すぎる。
どうしてあとから来た人たちってみんな偉そうなんだろうか。どこの国も先住民に対して同じようなことをしている。
アイヌは口承文化のため、神話や唄なども代々語り継がれてきた。しかし差別の酷かった時代、親はあえて子にアイヌ語を教えようとしなかった。そうして失ってしまったものがたくさんあるのだろう。一度絶えてしまったものを復活させるには凄まじい努力が必要だ。
札幌でぜひとも行ってみたかったのがこちら、ミスターバイシクル。 名前だけ聞いたら自転車やさんみたいだけど、実は床屋さん。しかしただの床屋ではない。
札幌ではジビエラーメン職人・みづほさんのお宅に2泊させてもらった。これからエゾシカラーメンをはじめるらしい!楽しみだなあ〜!(わたしの黒さが引き立ちます
いろんな人との再会や新たな出会いに励まされ、わたしはまた前に進める。やっぱり人との出会い、これにつきる。そんなことを再認識させてくれた札幌滞在。出会ってくれたみなさま、本当にありがとうございました!