まやたろの体当たり日記 Wanderlust

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン→2019秋「なないろペダル」(出版舎ジグ)刊行!

再出発 神奈川〜静岡編 想定越えの箱根越え

一週間の実家での羽休めを終え、再び西に向かって走り出した。

なるべく早く出ようと思っていたところに、父が「先日ダイビングのために買ったけど結局台風で行けなくなったので使わなかった」という中国製の「エセ Go Proカメラ」をくれるというので、それの操作や取り付け方法などをあれこれ試していたらあっという間に昼前になってしまった。ありがとう父。

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246から境川サイクリングロードを経て江ノ島まで。このコースは何度から走ったことがあり、思い出を噛み締めながらペダルを踏みしめる。

 

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飯田牧場のアイスクリームは、連休最終日かつ夏日とあって長蛇の列ができていた。写真を撮ってる間にドロドロ溶け出すほどの暑さ。

 

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江ノ島についた

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眩しいほどキラキラ。

 

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海を眺めながら母が作ってくれたおにぎりを味わう。心配しながらもいつも背中を押してくれる母。いつもありがとう。

 

海岸沿いの道は景色は最高だが、人も多くところどころ砂が深かったり道がガタついていたりして走りづらい。海が見たくなってはボードウォークへ、道が悪くなったら国道へ、と行ったりきたりしているうちにけっこうな時間が経っていた。

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あわよくば箱根まで、と思っていたが小田原に着く頃にはすでに日は傾きかけていた。高架下などいくつかの野宿ポイントを探し回ったが、新幹線が通るたびに爆音がするのでもっと静かな住処を求めてたどり着いたは小田原城

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闇の中にぼんやりと浮かび上がる小田原城を眺めながらビールを飲み、人が少なくなるのを待ってから設営をした。

夜中に何度か警備員さんが通り、とっても明るいライトで照らしてくるので、その度に目が覚めてドキドキしながら寝袋にくるまっていたのだが、結局毎回スルーされた。いいんですか?どう見ても怪しい者ですけど。

 

あまり眠れないまま朝を迎え、人が来る前にとっとと出発。

これからあの箱根越えが待っているのだ。

 

箱根の峠はある程度覚悟はしていたが、その3倍ぐらいキツかった。坂に次ぐ坂。アップダウンなんてチャチなもんじゃ断じてねえ。ひたすらアップアップアップ。それも12%とかのアップ。これはアンデス越えよりもキツいですわ。

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それもそのはず。海抜0m付近の小田原から20kmの間で一気に900mまで標高を上げるのですから。以前のわたしなら確実に音をあげて途中から押していただろう。

 

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甘酒茶屋に立ち寄り、写真を撮ってたら自転車が倒れてサングラスが車道に落ちたので拾おうとした拍子に手に持っていたカメラが自転車に引っかかって落ち、こんな無残な姿に…ああ…

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悲しみに打ちひしがれながら飲む点滴・甘酒を注入。

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お店の人と話していて、これから九州まで行くと伝えたところ、目を丸くして「これに一筆書いて」と頼まれる。

本当は徒歩旅行者のためのものらしい。1日先着1名という貴重な枠をゲットした。

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どうにかこうにか芦ノ湖にたどり着いた頃には11時をまわっていた。結局20km進むのに5時間近くかかってしまった。歩いたほうが早いぞ…。まだ半日なのに3日分走ったぐらいの疲労感。箱根ハンパない。

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下りはあっというま。5時間かけてのぼった距離を1時間で下り、三島に到着。ここになんと友人が休みだからとわざわざ浜松から4時間近くかけて迎えに来てくれていたのである。なんという神様のん様仏様。

行こうと思っていたカフェがいずれも定休日だったり臨時休業だったりしたので、パンを買ってドライブしながら浜松まで帰った。道中も帰ってからも、それはもうひたすらいろんな話をした。のんちゃんとはまだ数回しか会ったことがないというのが信じられないぐらい、なんでも話せるマブダチです。いつもほんとにありがとう。

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浜松は大好きな人たちがたくさんいる大好きな場所。本当はここで数日間ゆっくりしてから西に向かう予定だったのだが、想定外のことが起こって一度実家に戻らなければならなくなってしまった。豊橋の友人宅に自転車と荷物を置かせてもらい、高速バスで帰る。…バスって早いな。

 

 

 

 

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