まやたろの体当たりチャリンコ日記

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東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン!

福岡編 #4 久留米絣をたずねて三十里

福岡を発ってしばらくしてから久留米絣を見に行くのを忘れていたことに気付く。
当初は佐賀から長崎に向かう予定だったのだが、どうしても久留米絣のことが気になって、福岡に引き返すことにした。

久留米絣(くるめがすり)は、福岡県南部の筑後地方一帯で製造されている絣。生産されているもののほとんどは着尺(きじゃく)の綿織物。織幅が1尺(約38㎝)の織物。括り(くくり)とよばれる技法であらかじめ染め分けた糸(絣糸)を用いて製織し、文様を表す。伊予絣、備後絣とともに日本三大絣の一つともされる。久留米絣の技法は1957年に国の重要無形文化財に指定され、1976年には経済産業大臣指定伝統工芸品に指定されている。
江戸時代の後期に、井上伝という当時12歳の少女が創始したとされる。久留米藩が産業として奨励していた。一時は年間200〜300万反を生産したが、戦後は洋装化により絣の需要が激減、現在は少量の生産にとどまる。

 

今回は八女市にある唯一の工房、「下川織物」さんにやってきた。当日の連絡にも関わらず受け入れてくださり、大変ありがたい。

oriyasan.com

 

サガのサカに苦しめられながら100kmほど走り、工房に到着。

日も傾きかけていたこともあり、干していた藍染の糸を取り入れているところのようだった。

奥の工房からはギッコンバッタンという大きな音を立てながら、織り機がひっきりなしに動いている。20台の織り機による大合奏。

絣は染める段階で染めたくない部分を糸で縛り、織り上げた時に模様が浮かび上がる。織り始めるまでに30工程ぐらいあるらしく、通常で2-3ヶ月、模様が複雑になると出来上がるまでに1年弱かかったりするそうだ。

下の写真は糸を縛った状態(右)、染めたあと(中央)、糸をほどいたあと(左)

これがどんな模様になるかなんてこの時点では想像付かない。

図案を見ながら整経し、

糸を織っていくと…

このように模様が浮かび上がる。す、すげー…

こんな複雑な柄も作れるらしい。

 

素敵なスタッフの皆様。今夜は冷えるわよ、と言って特別に久留米絣のストールをプレゼントしてくれた。うれしい。


今回見たのは機械織りだったけど、本藍染&手織りで未だにやっているところもあるという。残念ながらタイミングが合わなかったので、次回はそれも見てみたいな。


アップダウンを100kmも走った自分をねぎらうために、温泉入って道の駅の半額弁当食べてビール飲んですぐに寝る。ウロウロしたらだめ、飲んだらすぐ寝る。