まやたろの体当たり日記 Wanderlust

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン→2019秋「なないろペダル」(出版舎ジグ)刊行!

Ecohouse in Kaiwaka

「自分でecohouseという家を建てて自給自足的な暮らしをしている80歳の日本人のおじいちゃんがいるんだけど行ってみる?」

誘ってくれた鍼灸師のタカさんファミリーと一緒に、Kaiwakaのヨシさんの元を訪ねた。

 

元々工学博士であるヨシさんは、20年以上前にここKaiwakaに移住し、実験住宅としてこの家を建て、太陽光エネルギーや排泄物を最大限に利用し、いかにエネルギーに変換するかということを日夜研究している。

We visited Yoshisan's ”Ecohouse” in Kaiwaka. His experimental house was very interesting, making good use of solar energy and the manure to produce cooking gas.


家の一番高い屋根裏部屋はガラス張りのソーラールームで、冬はここからダクトで部屋に温風を引き入れたり、夏は地下室から冷気を送るなどの工夫をしている。

地下室は冷蔵庫がわり。たくさん採れたキウイを保管している。これで3ヶ月ぐらいは持つそう。竹が使われていた。


また、排泄物や生ゴミはすべてバイオガスに変換される。現在ヨシさんは一人暮らしなので量は少ないが、それでも毎朝500ml程度のお湯を沸かせるぐらいのガスはできるらしい。
晴れた日にはソーラークッカーでパンも焼けるという。

キウイの木。鳥の巣みたい。これで年間300個ぐらいはとれるらしい。

元々音響学者であるヨシさんこだわりの野外劇場は、ギリシャの野外劇場と同じ26.3度の角度に観客席がつけられていて、声が驚くほどよく届く。以前は和太鼓の演奏会や音楽会をやっていて、多い時には200人ほど集まったそう。

 
 
 

そして中でも面白かったのは田んぼ。稲というのは元々多年生らしく、ヨシさんは実験もかねて10年以上、稲の株をそのままにして毎年収穫しているという。収量はもちろん毎年更新するよりははるかに少ない(3畝で30kg程度)が、かかる労力を考えればこれもありなのかもしれない。田んぼの草とりを少しお手伝いした。

What interested me the most was the rice paddy, which he harvests from the same crop for over 10 years. I've never seen a paddy like that. Although the yield is not as much as planting every year, it might be good enough considering the labor.

 

 


途中で迷い込んできた鳥がネットに引っかかり、助けようとしたけど死んでしまった。黄色い羽根のきれいな鳥。なんていう名前だったけ。

お忙しいところ連れて行ってくれたタカさんファミリー、そしてヨシさん、本当にありがとうございました。

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