まやたろの体当たりチャリンコ日記

まやたろの体当たりチャリンコ日記

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン!

Bamboo Hunting

ニュージーランドの竹を使って竹細工をする」というのが今回のミッションのひとつ。

だが滞在させてもらっているナイリーの家は閑静な住宅街。

なかなか竹は見当たらない。

そんな中、ナイリーが調べてくれた情報によると、

ここから西に車で40分ほどいったTitirangiという村の周辺に竹があるという。

「ちょうど今日なら仕事もないし、ドライブがてら行ってみない?」

というナイリーのやさしいお誘い。

わたしのために竹情報を調べ、さらに連れて行ってくれるという。

どこまでいい人なんだ、ナイリー!

 

One of my mission is to make bamboo crafts from NZ bamboo.

However, it is difficult to find bamboo around here in the town of Auckland.

Ngairie found some information that said there are some bamboo in Titirangi, which is about 40min drive from here.

"It's a nice place so we can go for a drive" said Ngairie.

I can't believe how kind she is.

 

途中でナイリーのお友達である日本人夫婦のおうちにおじゃまする。

ドッグシッティングという犬をたくさん預かる仕事をしているそうで、

この日も大小3匹の犬がいてにぎやかだった。

奥さんのしょうこさんも手仕事に興味があり、

マオリのフラックス編みを時々習いに行っているという。

そしてしょうこさんから新たな情報を入手。

ここから車で5分ほどの遊歩道に竹が生えているというので

今度はそこに行ってみることにした。

 

On the way we visited Ngairie's Japanese friend.

They were many cute dogs jumping around, because they often do dog sitting. 

Shoko also likes handicrafts, and she showed me her Maori flax art that she learned at the weaving class.

She also gave us information that there is a walkway close from here that also has bamboo.

 

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電波塔のすぐ下に遊歩道の入り口があるという。

「電波塔…電波塔……あった!」

車を停め、遊歩道を下って行く。なんだか宝探しみたいでワクワクする。

フラックスやシルバーファーンというNZ固有の植物がたくさん生えていて、歩くだけでとても気持ちがいい道だ。

だが竹はなかなか見つからない。

結局竹を見つけることができないまま、遊歩道は海岸に抜けた。

「竹は見つからなかったけどいい運動になったね。」

と笑いながら来た道を戻る。

 

We looked for the entrance of the walkway, parked the car and started to walk.

It was a nice walk, and we saw many flax and silver fern trees on the way.

We couldn't find any bamboo, but it was a nice exercise anyway.


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気を取り直して、当初の目的地だったTitirangiに向かう。

目をこらしながら道路脇に生えている植物たちを観察する。

「あっ!…ちがった。あっ!…あれも違った。…あっ!あった!竹だ!!」

慌てて車を停め、道路の反対側にある竹やぶを見る。

細いけれどたくさんの竹が斜面の上までびっしりと生えている。

ここならきっと一本ぐらいとっても誰にも文句は言われないだろう。

だが斜面はなかなか急で、しかも道路に面しているので万が一道路に倒れたら大変だ。

慎重に一本を選び、切り倒す。

「あ、やばい…!道に倒れる!!」

予想外の方向に倒れた竹は間一髪のところを電線に引っかかっている。

ナイリーが助けに来てくれたおかげでなんとか道に倒れずにすんだ。

車に積み込み、もう少し先に進むことにした。

 

We went back driving to Titirangi.

I looked hard to see the plants on the side of the road.

"Oh!!...no, not bamboo. Oh!!...no again. Oh!!! Bamboo!! It's bamboo!!"

Ngairie parked the car and I hopped out to have a look.

It was thin, but acceptable for crafts.

The problem was that it was facing the street.

I carefully chose one and cutted off, but it happened to fall towards the road.

"Oh nooooo!!!"

I was lucky because the electricity lines caught the bamboo and prevented from falling down.

Ngairie helped me to pull it back.

Oh, that was scary!

We carried it into the car and drove further.

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その後もいくつか竹が生えているところを発見するが、いずれも竹垣のように人家の入り口に細い竹が少し生えているもの。

諦めかけたその時。

「わー!竹がたくさん!」

巨大な竹林を発見した。

再び車を停め、近寄って見ると、そこには真竹か淡竹と見られる立派な竹林があった。

太さも節間も、まさに竹細工にもってこい。

「こ、これは、最高の竹だよ!!」

思わず興奮を抑えきれずにナイリーに言う。

その上、道から少し奥まったところにあるので竹が道に倒れる心配も、周囲の人に訝しげに見られる心配もない。

再び慎重に一本を切り、車に運ぶ。

 

それにしても竹を見つけることがこんなにうれしいなんて。

いつからわたしはこうなってしまったのだろうか。

竹マニアの誰かさんのせいだ。

 

 

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There were some bamboo as well, but most of them seemed like a fence owned by someone.

It was almost time to give up, when we saw a big bamboo bush on the other side of the road.

"Wow...this is perfect!!!"

I was so excited. It was the perfect size for crafts and furthermore, it was a little bit off the road which made it easier to cut down without worrying about the bamboo falling down on the road or people looking at you as a stranger.

I chose one again, and carried it back to the car.

I never imagined I would be so happy just to find bamboo.

 

 

大きな獲物をゲットし、ほくほく顔で帰ってきた。

今日の夕飯はナイリーのご両親も招待してわたしが作ることになっていた。

みんなのリクエストに応えて、メニューはすき焼き。

JAPAN MARTという日本食品店に買い出しに行くと、すき焼き用の薄切り肉まで置いていた。お菓子や日用品まで日本製のものがずらり。

 

すき焼き、味噌汁、豆腐サラダを作った。

外国人は生卵が苦手と聞くので「お好みでね」と言ったら、みんな好きだと聞いてびっくり。

「すき焼きなんて何年ぶりかしら」と目を細めるお母さん。

実はナイリーのお母さんは数十年前に日本人の女の子と文通をしていたのがきっかけで、彼女を尋ねて単身日本に渡り、半年ほど生活したことがあるそうだ。

当時女性が単身で日本を訪れるというのは大変珍しいことだったようで、

地元の新聞にいくつも取り上げられた。

 

そしてその数年後には今度はナイリーたち家族を連れて再び彼女の元を尋ねた。

その影響もあってか、ナイリーも半年間徳島で英語の先生をしていたこともあり、

双子のお兄さんは日本人の奥さんと結婚して横浜に住んでいるという。

 

I made Sukiyaki for my host family.

Ngairie's mother used to have a Japanese penpal, and she went to visit them for 6 months. It was very rare back in those days for a young woman to travel overseas by herself, and many local newspapers wrote about her.

After several years, she went back again with her whole family. That's why Ngairie and her family have much interest in Japan. Ngairie also lived in Tokushima for 6 months, teaching English, and her twin brother got married to a Japanese woman and is living in Yokohama.


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食事を終え、お茶をしている時に、今日の竹狩りの話になった。

噂によると、以前Titirangiの近くには「バンブーマン」と呼ばれる人が住んでいて、いろんな種類の竹を育てていたらしい。そのことを話すとナイリーのご両親はこう言った。

「ああ、バンブーマンね。もちろん知ってるよ。」

「えー!!知ってるの!!?」

わたしとナイリーはびっくり。

ご両親の話によると、どうやらそのバンブーマンは自らいろんな竹を育て、それを近所の人に売っていたのだそうだ。

それでTitirangiにはあんなに竹があったのか、と納得。

 

ご両親にも竹の鍋敷きをプレゼント。よろこんでくれてよかった。

竹にはじまり竹に終わった1日だった。

 

After dinner, we were talking about our bamboo hunting stories.

I heard that there was a guy called "bamboo man" who grew many kinds of bamboo in Titirangi, and when Ngairie mentioned it, her parents said,

"Oh bamboo man, of course we know him."

"What!!? You know the bamboo man!!?"

"Yes, he grew all kinds of bamboo and started to sell it to the neighbors."

That's why they were so many bamboo around there.

 

It was such a fun bamboo day.

 

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