まやたろの体当たり日記 Wanderlust

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン→2019秋「なないろペダル」(出版舎ジグ)刊行!

Day 180-181 Across the Andes

アンデス越えるぞー!!っと

 

11/13 Sun

お世話になった家族にお礼を告げ、昼前に出発。
交通量の多い国道を避けて迂回路を進んでいた。はじめは良かったけど途中から道がどんどん悪くなり、ついには道がなくなった 。。
どういうことや。あまりの事態にわらけてくる。
走りやすそうな国道を横目に、なんでこんなアスレチックをしているのかと、この道を選んだ自分を呪いつつも、仕方ないので道無き道(川のあと?)を押す。砂が深くて宝石の道を思い出す。

 

I was trying to avoid traffic and took a detour. It was a nice road at first, but it became worse and worse, and finally disappeared...
Oh noooo. I had to get off and push. The sandy road reminded me of the Laguna route.

 f:id:mayataro811:20161121120938j:image

f:id:mayataro811:20161118113916j:image

f:id:mayataro811:20161118113912j:image

 

途中でデイキャンプをしている一行に遭遇。息も絶え絶えに、
こ、国道にでる道はどこですか?
と尋ねると、親切に教えてくれた上にコーラを飲ませてもらった。そして坂を押して上がるのを手伝ってくれた。ありがとうございます。

 

I came across to a group of people day camping. I asked them the way, and they offered me a glass of coke and helped me push my bike up the hill. Thank you so much!

 

f:id:mayataro811:20161118114053j:image

 

 

それからしばらく走り、湖のほとりでキャンプできる場所を探していると、ファミリーに呼び止められる。とてもフレンドリーな一家で一緒に写真を撮ったりしていろいろ話した。そしておやつだけでなくお小遣いまでもらってしまった。。なんということだ。

 

After several miles, I was looking for a place to camp by the lake when a family called me. They were super friendly and lovely. We took pictures together and shared many photos. They even gave me some snacks and pocket money... What a surprise...

 

f:id:mayataro811:20161118114504j:image

f:id:mayataro811:20161118114310j:image

f:id:mayataro811:20161118114117j:image

 

会う人会う人に、アルゼンチンはいい人と同じぐらい悪い人もいるから気を付けて、と言われるのだけど、そんなことが信じられなくなるぐらい、ありがたいことにいい人にしか出会っていない。災害は忘れた頃にやってくるというから、気を引き締めていかないとな。

 

Everyone tells me that there are as much bad people as good people in Argentina, and you can't easily trust people. I know I need to be careful, but it's so hard to believe that after meeting so many nice people.

 

ちなみにわたしのボトルの中では小さな生態系ができていることに気づきました。彼らの生命力はすごいです。

 

https://www.instagram.com/p/BMy5UWigjVm/

ボトルがなんか緑がかってるなあと思ったらコケが生えてたw光合成!コケティッシュ!I was wondering why my bottle is green and I found out it's getting mossy. Photosynthesis!!

 

 

11/14 Mon

チリに向かってぼちぼち漕ぐ。午前中は順調でUsllapataという町に昼前に着いた。ところが午後から方角が変わったこともあり、ものすごい向かい風。この風の中漕ぐのか。。と思いつつ、15kmほど走ったが、推定50-60m/sの突風で自転車ごと吹っ飛ばされて倒れこんだ。このまま倒れたふりをしてたら誰か拾ってくれるかしら、という淡い期待をして待っていると、何台かの車が止まって様子を見にきてくれた。しかし反対方向でした、残念。。死んだふりをするのも紛らわしいけどこの強風の中進むのも厳しいしそのうち風も弱まるかなあとか考えているうちに気付けば眠りについていた。

 

ところが1時間後に目を覚ますと風は弱まるどころかさらに強くなっている。いつまでもここにいても仕方がないので意を決して立ち上がる。しかし立っているのも大変なほどの強風。横を120km/sで車が走り抜ける中、強風に煽られる自転車にまたがるのは自殺行為なので押すことにした。そして20m進んではぶっ飛ばされる、を繰り返すこと数回。この強風の中ではテントを張ることもできないしどうしよう。。と半ば途方に暮れていたところ、またもや救世主様が現れた。内心、車が通るたびに「お願い、乗せてー!」と叫んでいたので、目の前で車が止まってくれた時にはありがたくて思わず涙がこぼれました。泣きながらお礼を告げ、隣町まで乗せていただく。

 

It was good until Usllapata but the wind changed to headwind after there.

I was knocked down by the terribly strong wind for several times, so I decided to push my bike. The wind is so strong and it's also hard to find a place to camp because it's a desert.

 I was asking for help (in my mind) every time a car passed by me, and was so happy when a pick up truck stopped in front of me.

 

f:id:mayataro811:20161121055711j:image

 

隣町には宿があると思ったのだけど、結局見つからず、Parkeと書かれた建物を風除けにキャンプすることにした。敷地には誰もいないようだが、水道もトイレもあるし、なんとWiFiまで飛んでいるではないか。これは最高の野宿スポットやー。と喜び勇んで久しぶりに料理などはじめたところ、何人か人がやってきた。キャンプしてもいいかと聞いたところ、

「ここはプライベートのParkeだからキャンプしちゃいけないのよ。」

とあっさり断られてしまった。

「早朝に出て行くから一晩だけお願い!」

と何度かごねたけどだめなので、作りかけのごはんだけは食べさせてもらってからテントをたたみ、再び坂を上がる。もうすでに8時を過ぎているし、風も強いし野宿はきびしいなあ。と思っていたところ、5kmほど走ったところでホステルを見つける。これまでで一番高かった(250ペソ、約1700円)けど、もう疲れ切っていたので泊まることに。この辺りは標高も高くて寒いし、せっかく高いお金を払ったからには熱いシャワーを浴びようと蛇口をひねるも、一向に水しか出ず、どうやら古いシステムなのでお湯が温まるのに時間がかかるらしい。一時間ぐらいと言われたけど、三時間たってもまあギリギリ浴びれるかなぐらいのぬるさにしかならず、眠いのでぬるいシャワーを浴びて寝ました。

 

I thought there was a hostel at the next town, but I couldn't find it so I ended up camping in a park. No one was there, but water and even a nice wifi. I thought I found a perfect place, and was happy to relax and started cooking, when some people came to tell me that I can't camp here. I had to leave my campsite, and pack up my tent, and go up further.

 

It was already around  8 o'clock, so I ended up in a bit expensive hostel. I tried to take a hot shower because it was cold, and I waited hours to heat it, but I ended up with a relatively warm shower.

 

ちなみに捨てる神あれば拾う神あり、ということで風速50-60m/sの暴風の中こんなものを発見しました。しかも5個も!わたしのために誰かが落としてくれたのですね、ありがとう神様!

 

https://www.instagram.com/p/BMzf7p5g6Do/

道端にオレンジが落ちてた。ラッキー!I found some oranges on the street! What a luck!!

 

 

 

 

 

// カテゴリーの階層化