断捨離と旅(&7月・8月のお知らせ)
帰国して早2ヶ月が経ちました。
7月に入ってようやくまともに実家で過ごしています。旅に出る前にするはずだった断捨離。なかなか進まない断捨離。ゴミの山を前にわたしは茫然と立ち尽くしていました。いや、正確に言うと立つ場所もないぐらいでした。
そんなわたしのヘルプを聞きつけて断捨離マスター・のんちゃんが遠路はるばる浜松から駆けつけてくれました。のんちゃんの愛のムチのおかげでようやく部屋の中でも踊れるぐらいのスペースができました。あともう一息。がんばります。
さて、8月から「日本をもっと知る旅(仮)」に出ることにしました。
アイヌをはじめ日本の先住民文化や伝統工芸(特に染めとか織りとか)、郷土料理などを五感で味わいたい。全国にいる面白い暮らしや取組みをしている人に会いに行きたい。田舎のおじいちゃんおばあちゃんといっぱいお話したい。そんなかんじです。お金もないことですし、基本的には自転車移動&テント暮らしの予定ですが、状況に応じて電車やフェリーも使うそんなゆるい旅です。おすすめの場所やお知り合いがいたらぜひご紹介していただけるとうれしいです。途中合流も歓迎です。一緒にゆるゆる走りましょう。
まずは北へ。新潟経由で北海道へ行き、東北を南下しながら9月中旬に東京に戻り、9月下旬からは西へ向かいます。寒くなるまでにはどこかに落ち着きたいものです。
道中お話会もさせてもらう予定です。今のところ決まっているのは以下の通り。
直前となってしまいましたが、7月のお話会の情報も。
7月17日(月)@東京都代々木 TABIPPO
9月から世界一周に出かけるさやかさんと一緒にお話します。彼女も最初にアメリカ西海岸を走るそうです。旅に出る前のワクワクした彼女と旅から帰ってきた〇〇なわたしのビフォー・アフターをとくとご覧あれ!
大好きなぴたらファーム。行く度にいつも身も心も癒やされます。築百年の古民家、こころを込めて作られたお米や野菜で作られるおいしいごはんを、大家族のようにみんなで囲む幸せ。ぴたらのみんなに会えるのが楽しみだー。素敵なポスターも作ってもらいました。
新潟在住のヒナタノ食堂ちゆきさんが企画してくださいました!昨年オープンしたすてきなゲストハウスなりさんにて。ちゆきさんのおにぎりは一度食べただけだけど感動するほど美味しかったです。楽しみだな〜。
◆9月23日(土)@愛知県新城市(詳細未定)
世界一周チャリダーの鈴木孝浩くんのお宅で、同じく女チャリダーの竹内ミサちゃんと3人で自転車旅トークをする予定です。詳細決まり次第お知らせします。
◆9月24日(日)@愛知県南知多町 南知多ゲストハウスほどほど
一度しか会っていないのに大好きになってしまったこっすーとななちゃんのゲストハウス、ほどほどさんです。なんとGacha no Curry dayとのコラボイベント!念願のガチャカレー楽しみ!ちなみに前日イベントをする新城から3人で南知多まで走ります。開場までに間に合うのか…笑
ちなみに、地味に旅の記事も更新してます。メキシコの日記は4月の日付になっています。
忘却の彼方へ消え去る前に書くぞ〜…おお〜
近況報告&お話会(6月)のお知らせ
帰国してから早1ヶ月以上が経ちました。ブログの方は停滞気味ですが、帰国してから家に帰ったのはわずか5日間というぐらい相変わらず動き回ってます。
東京、静岡、長野、栃木、福島、そして山梨。
懐かしい顔との嬉しい再会や新たな出会い。改めて生きて帰ってこれたことの喜びをかみしめる日々。なんだかんだ日本はいいなあ。ごはんのおいしさと温泉の気持ちよさは間違いなく世界一でしょう。
It has been one month since I came back to Japan. Sorry for being lazy with my blog. I'm doing fine back in Japan, meeting many friends and my family.
行く先々でお話会をさせてもらったり
田植えしたり、田植えしたり、
そろそろ次に向けて動き出さなきゃなあと思いつつもゆるゆる過ごしてます。都留にはすでに2週間ぐらいいるし。
今のわたしにはお金も仕事も地位も名誉もないけど、ありがたいことに人の縁に恵まれていて、それが何よりの財産です。みんなのやさしさによって生かされています。泊めてもらったり、ごはんを食べさせてもらったり、自分の家だと思って使ってくれていいよ〜って言ってくれる心やさしい友人がたくさんいます。とても返しきれないほどのご恩をいただいております。なにもないけど、時間と体力だけは有り余るほどあるので、存分に使ってやって下さい。
そしてそんなご縁によっていろんな方にお声かけいただき、お話会をさせていただいております。というわけで、直前となってしまいましたがお知らせです。
6/17(土)17:00-19:00 @藤野 廃材エコビレッジゆるゆる
当日はゆるゆる横丁というイベントも行われます。この場を作っている飛龍さんや幸代さん、そしてそこに集まる人たちも、めちゃくちゃ素敵で面白い方ばかりなので絶対たのしくなることまちがいなし。
6/19(月)19:00-? @西東京 狸サイクル&響き床
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |マヤ太郎講演 決まり!是非おいでください!
瀕死となっていたわたしの相棒ジミー君の救世主、狸サイクルさんからお声掛けいただきました。自転車好きや旅好きの方が集まる濃ゆーい会になる予感ですが、そうでない方もお気軽にどうぞ 笑
相棒のビフォーアフターについて気になる方はこちらも御覧ください。
before
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |すごい強者が来たもんだ!何なら帰国報告会でもやるか!
after
一癖創作自転車家 狸サイクル 西東京 青梅街道 新青梅街道 伏見通り |あのラテン娘再び!大手入れ・・・そしてお話会も?
6/23(金)18:30-20:00 @竹橋 毎日メディアカフェ
ご縁あって毎日新聞社一階のイベントスペースでお話させていただきます。お仕事帰りに是非お立ち寄りください。
※このイベントに参加を希望される際は、
http://mainichimediacafe.jp/eventcal/?p=3116
にてお申し込みください。
6/24 (土)19:00-⁇ @千葉 おやこカフェ幕張
これまた旅好きが集まる濃ゆーい会のようです。予測不可能…笑
お近くの方、お時間のある方是非いらしてくださいー!
(そろそろブログ書かんとな。まだメキシコにおる…)
帰国しました(報告&お知らせ)
おかげさまで5/4に帰国しました。応援ありがとうございました!
わたしの旅にも合流してくれた二人が空港でお出迎えしてくれました。ええ友達や…。
そして帰国早々、5/7(日)モンベル御徒町店にて報告会を行いました。
企画した当初は定員の50人も来ないでしょうと思っていたのに、なんとびっくり96名もの方が来て下さり、本当に嬉しくてありがたい限りです。
準備が間に合わず、ギリギリまでかなりテンパっていましたが、西川昌徳さんの素晴らしいリードと会場の皆様が作り上げて下さった温かな雰囲気のおかげで徐々に緊張もほぐれ、自然体でお話することができました。ずっと応援してくれたみなさまに元気に「ただいま」と言うことができてよかった。
このような貴重な機会を作ってくださったまささん、準備を手伝ってくれた家族とひろちゃん、受付を引き受けてくれたあつみちゃんとこぼちゃん、映像を撮ってくれた細田くん、わたしの旅の支援&会場をお貸ししていただいたモンベル様、本当にありがとうございました!
懐かしい顔にもたくさん会えて、このブログを読んでくださった方もいらして下さったり、とても嬉しかったです。ひとりひとりにちゃんとご挨拶ができなかったのが心残り…またゆっくりお話しましょうね。
今後はもう少し小規模でお話会をやっていこうと思っています。
【今後のお話会の予定】
jimicen1周年記念イベント アメリカ縦断チャリンコひとり旅 青木麻耶ちゃんの報告会
5月16日(火)@静岡県浜松市
昼の部 11:00〜
夜の部 18:00〜
どちらも2〜3時間を予定
会場:コミュニティカフェjimicen http://jimicen.hamazo.tv/
参加費:ワンドリンク付き500円+ドネーション(
持ち物:ポットラック形式(1品持ち寄り)
ポテチや買って来たお惣菜やお菓子でもOK
定員:申し込み先着各15名ほど(昼・夜どちらが希望かお知ら
申し込み先
コミュニティカフェjimicen
053・453・4540 土日月休み 11〜18時
jimicen8@gmail.com
5月22日(月)@長野県上田市
19:00〜20:30
会場:BOOKS & CAFE NABO | 株式会社バリューブックス
参加費:ワンドリンクオーダー+ドネーション(
定員:15名
お申込み方法:1. お名前 2. 人数 3. ご連絡先 をご記入の上、このブログのコメント欄もしくは
mayataro811あっとgmail.com宛てにメッセージを送ってください。
南北アメリカ自転車縦断〜チャリンコ女ひとり旅〜報告会@都留
6月8日(木)@山梨県都留市
18:00-19:30 お話会
(終了後、お時間ある方は同会場で持ち寄りご飯会を開催
会場:風と土の自然学校
山梨県都留市下谷 長生寺そば
※お申し込みの方に詳細をお知らせします。
車:中央道都留インターチェンジより車で2分
電車:富士急行線「都留市」駅より徒歩18分
高速バス:富士五湖線「中央道都留」バス停より徒歩15
お申し込み方法:1. お名前 2. 人数 3. 交通機関 4. ご飯会参加の有無 をご記入の上
mayataro811あっとgmail.com宛てにメッセージを送ってください。
定員:20名
参加費:500円(ナツキータのおいしいお茶菓子付き)
※持ち寄りご飯会に参加される方は一品ご持参ください。
※遠方からお越しの方で、宿泊を希望される方はご相談く
Day 350-352 Back to Japan!!
5/3 Wed
無事にロサンゼルス空港に到着。お姉さんに頼んでいた工具類も受け取った。
さて、ここから11時間待ち。まあ前回30時間をこの空港で過ごしたわたしからすれば11時間なんてちょろいものです。寝やすそうなスポットも熟知してますし。
屋根も壁もネットも電源もあるし、トイレと飲料水もあるし、今までの日々を思えば天国みたいなもん。マットと寝袋を敷いて2時間ぐらい仮眠し、6時にチェックイン。あれだけ身構えていたのにすんなり入れてしまって拍子抜けするほど。
お腹が空いていたけど、空港のメニューはサンドイッチ15ドルとか、ブリトー20ドルとかで開いた口が塞がらなかった。いくら最後とはいえ、貧乏性っぷりがすっかり板についてしまった今、朝食で1日の予算をオーバーするわけにはいかない。というわけで迷った挙句、ケンタッキーのコールスローサラダ(2.79ドル)に手持ちのツナ缶を入れて夕食&朝食とした。
もうすぐ機内食出るし。シンガポール航空の機内食おいしいらしいし。こうなったら思いっきりお腹空かせて乗ってやるぜ。
一度は乗ってみたかったシンガポール航空。期待通り素晴らしかった。まずエコノミーなのにこんな立派なメニュー表がついてくるなんて。残念ながら食べたかった和食は売り切れてしまったけど、途中でハーゲンダッツとかも出てきたし。最高です。
映画を3本半も見てしまった。「本能寺ホテル」「LION」「この世界の片隅で」「Tsukiji Wonderland(途中まで)」を見たのだが、中でも「LION」が最高に素晴らしくて終始泣きっぱなしだった。子役の子がかわいすぎる。
そんなわけでほとんど一睡もできないまま成田空港に到着。
出迎えてくれたのはひろちゃんとまなちゃん!わたしの旅にも合流してくれた二人がなんと横断幕まで持って駆けつけてくれた。
夕方は大好きなTOZIBAトージバのかんざわさんの元へ。かんざわさんファミリーはわたしが帰ってくるからというので張り切っておしるこや手もみのお茶、そしておいしい和食をいっぱい用意してくれた。なんともうれしいことだ。
はじめて酵素風呂にも入らせてもらった。かんざわさんは竹のさまざまな活用法を研究していて、この酵素風呂は竹パウダーと米ぬかを混ぜて発酵させたもの。温度もちょうどよくてとっても気持ちよかった。まさか日本に帰ってきてはじめてのお風呂が酵素風呂とは!贅沢や。
ママチャリで25年以上下関と六ケ所村を往復しながら脱原発活動をしているACOちゃんにも会った。めちゃくちゃ濃くて面白い人だった。
こうして懐かしい人たちと会い、日本の食事や日本の風景に触れるたび、無事に帰ってこられたことの幸せをひしひしと噛みしめる。
Day 347-349 Cancun
4/30 Sun
11時のフェリーでコスメル島を出発。爆睡していたらいつのまにやら着いていた。
Tres Bocasというセノーテに泊まろうか一瞬迷ったのだが、通りから少し離れていて面倒そうだったのでPuerto Morleosに向かう。町に着く少し手前でロードバイクに乗った人に話しかけられ、「これから海辺で友人と一緒に演奏するから良かったら一緒にどう?」みたいなことを言われたのでついて行ってみることにした。
浜辺についても彼は演奏する気配はなく、実際にはバンド演奏を聞きながら海辺でのんびりしよう、ということだったようで、どうやらわたしのスペイン語能力は未だにこんなもんらしい。
そんなわけで二人でビールを飲みながら海を眺める。観光客は少なく、地元の人でにぎわっていていい雰囲気だ。
6時になり、そろそろ今夜の寝床を探さないといけないのでロードバイクの彼に別れを告げて、キャンプ地を求めてさまよう。結局リゾートホテルとリゾートホテルの間のビーチに潜り込んだ。海が目の前にあり、最後のキャンプ地にふさわしいロケーション。
風強いしお腹すいたけど、食材がアボカド、パプリカ半分、マンゴーしかないのですこしずつかじって夕食とした。
5/1 Mon
夜明け前に目が覚める。朝日を拝もうと思っていたのだが雲隠れしている。外から大きなトラックのようなものが近づいてくる音がして、こっそり覗くと砂浜を整備するショベルカーだった。「こんなところで何してるんだー!踏み潰すぞー!」と怒られるかと思ってビクビクしながらテントの中で様子を伺っていたが、大丈夫だった。
人が来る前にそそくさと荷物をまとめて出発。
CANCUNのモニュメントの前は何かのアトラクションのように行列ができていて、いつもならスルーするところだがここはわたしの旅のゴールでもあるのでがんばって30分並んだ。
それにしてもすさまじいリゾート地。わたしにはきっと一生縁の無い場所だろう。でもいいのだ。なんといってもわいには移動式5つ星ホテルがあるから。
カンクンの町につき、ロサス7という日本人宿にチェックイン。なんだかんだ個々最近は日本人宿ばかり泊まっている。いろんな意味でリハビリになるからちょうどいい。
明日空港へ行くのにどうするか悩んだが、ADO(高速バス)のターミナルが思いの外近いのでバスで行くことにした。そんなわけでダンボールをゲットしに近くの自転車やさんへ。100ペソというなかなかの高級ダンボールをゲットした。
宿に戻ってしばらくすると、みんなでごはんを食べに行くというので着いていくことにした。最後の晩餐はセビチェだった。
夜は外でテキーラを飲んでいた集団に誘われて、途中からその輪に加わった。今はGWだから、会社勤めをしている短期旅行者とフラフラしている長期旅行者が入り混じっていて面白い。結局3時ぐらいまで飲んでいた。
それにしても明日帰るというのが信じられない。ロスのトラウマ事件もあり、無事に帰れるのか非常に不安である。
5/2 Tue
とうとうこの日がやってきた。昨夜は3時過ぎまで起きていたのに、朝は6時前に目が覚めてしまってから不安で眠れず、空腹だったのでヨーグルトを一箱食べた。
荷造りをし、11時頃出ようとしたのだが、自転車と箱と荷物を全部一度に運ぶのはなかなか至難の業で、「ぐぬぬ…」とうめいていたところ、ケンさんとアツトくんがバスターミナルまで運ぶのを手伝ってくれた。ありがとう…。
バスターミナルに着いて自転車をバラし、箱に詰めようとしたのだが、ここでとんでもないことが発覚。なんと左側のペダルがネジから曲がっていて外れなくなっているではないか。どうりで前からなんか様子がおかしいと思っていたのだが、まさか曲がっていたとは…。わたしが四苦八苦していたところ、何人かおじさんがわらわらと集まってきて代わる代わる手伝ってくれようとしたが、とうとう外れず、ペダルを付けたまま無理やり箱に押し込んだ。どうにか入ったけどこれ以上ペダルが曲がらないか心配だ。
バスターミナルの向かいのお店で最後のメキシコ料理を食べ、バスに乗り込む。
ターミナル2で折りて運良くカートを見つけてチェックイン。フライトまでまだ4時間以上前なので空いている。続いて手荷物検査。本当は荷物を2つ預ける予定だったのだが、3/9から要項が変わったとかで2個目は有料だと言われたので、仕方なく手荷物にすることにした。ハサミとナイフだけ自転車の箱(預け荷物)に移したのだが、六角レンチやペンチ、ドライバー等が入っていたポーチを移し忘れ、手荷物検査で没収されそうになったので慌てて戻り、同じ便の人に荷物に入れてもらえないか頼み込む。最初の何人かには断られてしまったが、最後にやさしいお姉さんが入れてくれた。よかった…。
さていよいよトラウマのロサンゼルスへ。順調に行けるといいのだが。
Day344-346 Isla Cosmel
4/27 Thu
圧倒的な透明度を誇る、カリブ海屈指のダイビングスポット、コスメル島にやってきた。ここを目当てに世界中のダイバーたちが集うという。まあわたしダイビングできないんですけど。
プラヤ・デル・カルメンからフェリーに揺られること1時間…揺られるってレベルじゃねえぞ!ってぐらい揺れて、さすがのわたしも酔いそうだったので寝ることにした。
島に着くと桟橋のすぐ近くでかき氷を売っていたので多少の船酔いを引きずりつつ食べた。練乳とつぶしたバナナが入っていてなかなかおいしい。
コスメル島にはカサ・コスメレーニャという日本人宿があり、どうやらそこでおいしいランゴスタとコンク貝が食べられるというのだ。そう、何を隠そうコスメル島に来た真の目的は、美しいビーチよりも何よりも、おいしい魚介である。
予約なしだったが運良くドミトリーに空きがあった。ランゴスタとコンク貝はkg単位で注文しないといけないため、シェアして食べるのが一般的なのだが、この日いた宿泊客たちはみんな既にランゴスタを食べたという人ばかりで、ひとまずお預けとなった。
オーナーのゆきこさん指導の元、今夜はChile Molleというメキシコ料理を作ることになった。骨付きの鶏肉をカレーのようなルーで煮込む料理なのだが、野菜を入れると邪道らしい。ジャガイモとかにんじんとか入れたら絶対うまいんだけどな。
トルティーヤも一枚ずつ手作りで。このトルティーヤを伸ばす機械が欲しいけど、重くて持ち運びたくない。
シェアめしうまいです。
4/28 Fri
コスメル島は釣りのメッカでもあるらしい。となったら行かないわけには行かないでしょう。5:30に起きてトモさんとユカちゃんと近くの海へ。でも2−3時間ねばって、結局釣れたのはわたしのちっこいハタ一匹のみ。
宿に帰ってシエスタをして、午後はユカちゃん、ジンさん、サトシさんとシュノーケリングへ。ジンさんに銛の使い方を教えてもらい、何度か挑戦。なかなか深く潜れず、外しまくり、一度だけ小さな魚を一匹ゲットしたが、想像以上に小さかったのでリリースした。
釣ったハタは昨日のトルティーヤの残りと一緒に揚げ、さらに昨日の夕飯の残りに野菜を足してカレーみたいなのを作った。やっぱり野菜を足したほうがうまいぞ、メキシコ人。
4/29 Sat
朝食を食べ、サンドイッチを作って自転車で島を一周(約60km)してみることにした。
セントロの近くに売り切れ必須のフィッシュタコスやさんがあるというので行きがけに寄ってみる。案の定人でごった返していたが、ついに念願のフィッシュタコスが食べられた。中でもタコのタコスはこれまでメキシコで食べた中で文句無しでナンバーワンだった。
さて、今日は向かい風かつくもりで海は荒れており、あまりテンションが上がらないままダラダラと漕いでいた。途中でビールを買おうとしたところ、一本4ドルという観光地価格にびっくり。仕方ないのでコーラで我慢しようと思ったら2ドルもしくは40ペソと言われ、200ペソを渡すとお釣りがないらしく、「ドルないの?」と聞かれる。ここは欧米か!と思わずブチ切れそうになった。アメリカの属国め。どこに行っても英語で書かれているし。
海も大荒れのもよう
この直後に風で倒されて砂まみれになったジミーくん
ビールにもコーラにもありつけず、風に煽られて景色も微妙という散々な目に遭い、トボトボと走っていたところ、テキーラ工場を発見。何やら面白そうなので入ろうとしたが、ツアーが14ドルと言われ、そんなにお金を持ち合わせていないので諦めて去ろうとしたら、なんと「案内だけならタダでいいよ」と言ってくれた。
テキーラはブルーアガペというパイナップルみたいな形の植物を7年ほど育て、葉っぱを切り落とした「実」の部分を蒸し焼きにして搾った汁を発酵させ、それを二度蒸留させて作るそうだ。
昔(人力)、植民地後(馬力)、そして現在(機械)のやり方が展示されていた。結局案内だけでなく何種類も試飲させてもらった。個人的にはアーモンド味が杏仁豆腐のような香りでとても美味しかった。このテキーラ工場の人達の優しさに触れて、それまでイライラしていた気持ちも吹っ飛んだ。お礼にチップとして有り金全部入れておいた。
昔のやり方
植民地後のやり方
蒸し焼きにする窯
二度蒸留する
宿に戻るとランゴスタ&コンク貝祭り!
メニューはランゴスタとコンク貝の刺身、ランゴスタのオーブン焼き、コンク貝のアヒージョ、そしてコンク貝の炊き込みご飯。今日もまたゆきこさんの指示通りすすめる。
どれも噂に違わず絶品であった。これでもう思い残すことはないぜ!
。
Day 341-343 Playa del Carmen
4/24 Mon
居心地のいいキャンプ場から抜け出すにはそれを上回る何かが必要だ。一昨日ビーチで出会ったクリスからメールがあり、「お母さんがごはんを作るからよかったら食べにおいで」とのお誘い。食べ物のお誘いを断るというのはわたしの辞書にはないので喜び勇んでプラヤデルカルメンに向かう。
食べ物パワーはすさまじく、50kmを2時間半で走った。やればできる子、わたし。着いたすぐ後にレベッカとネイサンも来て、お母さんがChille Rellenoを作るのを見せてもらった。
まず焼いて皮をむいたピーマン(Chille Pobranoという特殊な品種)にOaxaca Quesoというチーズを詰める。それからメレンゲを逆さまにしても落ちないぐらいまで泡立てて、そこに黄身を戻して混ぜ、チーズを詰めたピーマンにコーンスターチをまぶしてからメレンゲにくぐらせ、多めの油で揚げ焼きする。
トマトをミキサーにかけ、鍋に塩と一緒に煮立てて、焼いたピーマンを入れる。
メレンゲのフワフワがソースと絡んでめちゃくちゃ美味しい。
レベッカたちは一足早くカンクンに行ってしまうので今度こそお別れ。わたしはそのままクリスのお宅に泊まらせていただくことになった。
4/25 Tue
みんながSushiを食べたことがないというので、手巻き寿司をすることにした。
買い物へ出かけ、そのあとセントロに向かったのだが、メルカドが面白そうだったので途中下車。ハマイカ(ハイビスカス。こっちでは氷と砂糖を入れてジュースみたいにして飲む)やタマリンド(甘酸っぱい豆。これも砂糖を入れてジュースに)、カカオ豆などを買った。
帰りのバスが大渋滞で時間がかかり、家に着いたらすでにおかあさんがご飯を作ってくれていたので、寿司は明日に延期となった。
習字や折り紙をして遊んだ。あて字がだいぶ得意になった気がする。今までのお気に入りは「蜜貝(ミッシェル)」と「栗須茶奈(クリスティーナ)」。無理矢理感ハンパない。
4/26 Wed
みんなでタクシーに乗ってビーチへ。風と波がとても強い。みんなで砂の城を作ったり、かわいい貝殻を拾ったり、定番のアレをしたりして遊んだ。
家に帰ってからは手巻き寿司。トルティーヤに巻くメキシカン手巻き寿司も生まれた。これぞ多国籍料理ってやつである。
Day 338-340 Tulum
4/21 Fri
朝の開場とともに一番乗りでトゥルム遺跡に入る。まだ人も少なく、気温も涼しくていいかんじ。海沿いにあるこの遺跡は他とだいぶ雰囲気が違う。耳をすませば聞こえる波音。悠久の時を経た遺跡たちは朝日を浴びてより一層神々しく見えた。わたしはこの遺跡が一番好きかもしれない。
かつては権力者たちが住んでいたこの地も、今やイグアナの住処となっているようだ。
ホステルに戻って例の朝食をモリモリ食べ、出発しようとすると、パニアやチェーンやハンドルのトラブルに気付く。ひととおり整備してから気を取り直して今度こそ出発。
さて、わたしは5月2日のカンクン発の便で日本に帰ることになっているのだが、カンクンまであと300kmを切ったというのにまだ10日以上ある。つまり1日30km程度漕ぐだけでも日が余ってしまう。しかしカンクンはリゾート地のため物価が高いと聞いているので、できるだけギリギリに着きたい。そんな訳でいかに時間をつぶすかが勝負というわけなのだ。
iOverlanderによると、20kmほど進んだところにキャンプ場があるらしい。レベッカとネイサンはもう少し先に進むというので、彼らと別れてそのキャンプ場に向かった。
ゲートが閉まっていたが、しばらく待っているとオーナーの友人だという人がやってきて開けてくれた。どうやらオーナーは出かけているようなのでハンモックでゴロゴロしながら待たせてもらうことにした。
気づくと3時間ほど経ち、夕方になってようやくオーナーが帰ってきたのでキャンプ場を案内してもらった。敷地は思っていたよりも遥かに広く、キャンプ場の周りにはセノーテや洞窟、ティピやアウトドアキッチンもあり、すごく素敵な空間だった。そしてちょうど空いているからということで屋根とマットと明かりが付いた超ゴージャスなテントで寝かせていただけることになった。最高だ。中途半端な安宿に泊まるよりテントの方が圧倒的に快適である。
4/22 Sat
すぐ近くにいいビーチがあるというので行ってみた。人も少なく、マングローブに木陰もあって快適。
オーナーにシュノーケルを借りたので早速潜ってみると色とりどりの魚がいる。水もすごくきれいなのに、サンゴは死んでいて悲しい。目には見えないけど汚染されているのだろうか。
ひととおり泳いで満足したので、途中の村で買ったパヌチョスを食べ、本を読んでいると、目の前に見覚えのある顔が…。なんとレベッカとネイサンだった!「なんでわかったの!?」と驚くわたし。わたしの自転車が停まっているので、このビーチのどこかにいるのだろうと思いながら何気なく歩いてたら発見したらしい。彼らは7kmぐらい先でキャンプをしているらしいのだが、ここのビーチがいいと聞いてわざわざ戻ってきたらしい。
二人と話していると、近くにいた家族が話しかけてきた。ここからすぐ近くのプラヤ・デル・カルメンという町に住んでいるという。娘のクリスは英語を勉強しているらしく、よかったらうちにあそびに来てね、と言ってくれた。
そのうち誰かがココナッツを拾ってきて、ココナッツ割り大会がはじまった。石や持っていた小型のナイフであれやこれややってみてもなかなか割れない。やっと割れたと思ったら苦労のわりに得られるものは少なく、「これならメルカドで15ペソで買ったほうがいいね」という結論に達した。
気付けば夕方になり、みんなと別れてビールと食材を買ってキャンプ場に戻った。
ビール片手にハンモックに揺られながらマヤの本を読み、夜は彼らに思いを馳せながら見よう見まねでドリームキャッチャーを作る。これ以上贅沢な時間があるだろうか。いや、ない。
4/23 Sun
すこぶる暇である。レベッカたちと一緒にキャンプするか迷ったが、ここれもう一泊することにした。
本を読んだりミサンガを作ったり、のんびりしているうちに昼過ぎになった。なにやら村の方から賑やかな音がするので出かけてみると、ただの野球の試合だった。
それにしてもこのマヤ族の本が面白い。ひとりの子どもが生まれてから成長する過程でどんな儀式を受け、どんな神がいて何をするのかなど、暮らしの様子がよく分かる。中でも衝撃的だったのは、マヤの人たちにとってはおでこが平らであることが美しいとされるため、生後間もなくまだ頭骨が柔らかいうちにおでこを板で挟んで縛るということ。所や時代が変われば美しさの基準も変わるのだなあ。
夜、オーナーのレンスが帰ってきたのでビールを飲みながら話した。彼は世界中を徒歩、馬、自転車、バイク、車、ヒッチハイク、クルージング…などありとあらゆる方法で旅してきたらしい。この土地は19年前に購入し、当時はジャングルで何を買ったかすらよくわからないほどだったという。整備を進めていくうちに、セノーテや洞窟、そして人骨も発掘されたそう。地元の先住民の人々の協力を得ながら、昔ながらの技法で小屋やコテージを建て、この場を作りあげてきたという。
「手に入れると飽きてしまって次のことがしたくなる。」だとか「子どもなんて持ったら囚われの身だ。」だとか、彼の持論は独特で、共感できるものもできないものもあったが、
「人生でやりたいことはすべてやった。だから明日死んでも後悔はない。」
と言い切る潔さが格好良かった。そんな風に生きられる人ってなかなかいないでしょう。
Day 336-337 Coba to Tulum
4/19 Wed
朝ダラダラしていたら雨が降ってきて、慌ててフライをかける。程なくして止んだタイミングを見計らい、急いで荷物をまとめてコバ遺跡へ向かう。
ここの遺跡は中が広いために自転車で周れると聞いていたので、とても楽しみしていた。ここまで自転車で来た甲斐があったぜ、遺跡ショットを思う存分撮ってやろうではないか、と鼻息荒くチケットを買い、意気揚々と自転車ごと入ろうとしたところ、係員に止められた。
係員「ここから先は自転車で入れない。自転車はここに置いて中のレンタサイクルで借りなさい。」
わたし「ええー!なんでですか?このために遠路はるばる日本からやってきたんです(大げさ)。レンタサイクル代は払うからお願いしますお願いします。セニョール!!ポルファボール!!」
と、30分ほどごねてみたものの、決まりだからダメだ、の一点張りで一向に拉致があかず、とうとう泣き寝入りした。何年か前まではOKだったらしいのだが、現在は禁止されているようだ。残念無念である。
憤慨しながら中に入ったが、ここでレンタサイクルを借りるのも癪に障るので歩くことにした。歩きはじめるとまた大粒の雨が降ってきたので、洞窟のようなところへ駆け込み、雨宿りをする。泣きっ面に蜂とはこのことだ。
ユカタン半島で最も高いノホックムルピラミッドは高さが42mあり、数あるマヤ遺跡の中でも頂上まで登ることができる貴重なピラミッドであり、これを目当てにやって来る人も多いとだけあって常に人で溢れていた。急勾配で上を見上げると思わず足がすくむほど。身体の大きい人はなかなか大変そうだ。ところどころ崩れかかっている上に雨で濡れて滑りやすくなっているので油断はならない。
頂上にたどり着くと地平線まで見渡す限りの森、森、森…。当時の支配者たちもこのような景色を眺めていたのだろうか。
おばけみたいな木もあるよ。
遺跡を後にしてトゥルムに向かう。出発した途端に大粒の雨が降ってきた。まあ、昨日シャワー浴びてないしちょうどいい…ということにしておこう。
途中にある村はハンモックやドリームキャッチャー作りが盛んで、面白いのでひたすら眺めていた。一度通り過ぎたが、やっぱり気になったので引き返して習わせて欲しいと頼んだのだが、やんわりと断られてしまった。そんなに簡単なものではないらしい。
色も形もさまざまなドリームキャッチャー。元は北米ネイティヴのものだが、いつしかここユカタンでも作られるようになり、彼らなりにアレンジされている。貝殻を使ったものは風に揺られるとカラカラととても心地の良い音が鳴り、たいそう気に入った。
今日はどこに泊まろうかしらと迷っていたところ、トゥルムにいるレベッカとネイサンから「今ホテルに泊まってるけどベッドがひとつ空いてるからよかったらおいで」というメールをもらった。彼らとは以前サンクリストバルで会い、いつか合流しようと言っていたのでありがたくお言葉に甘えることにした。
6時過ぎにホテルに着き、(ちゃんとした)シャワーを浴びた。二人は昨夜海岸沿いでキャンプをしていたら雨が降ってきてテントが浸水したため、部屋一面に洗濯物やテントが干されていた。そこにわたしのものも加わったことで部屋はかなりひどいことになった。
ここのホテルは6時から1時間はフリードリンクがあったり、どこかのレストランのような立派な厨房があったり、フリーフードがあったり、となかなかいいところ。パスタとスープを作ってシェア飯とした。久しぶりに人と食べるご飯はおいしい。
4/20 Thu
海岸でキャンプをしようと目論んでいたのだが、雨の予報なのでこのままもう一泊することにした。
朝食はオムレツ職人がいたり、自由に焼けるホットケーキ、パン、シリアルなどもあったりして最高だった。
お腹いっぱい食べてから部屋に戻ってひとしきりだらだらし、出発しようとしたら雨が降り出した。お昼に止んだのでタコス屋を二軒はしご。特に二軒目トルティーヤがこれまでのものとは明らかに違い、行列ができるのも頷ける。
お腹も満たされたので海へ向かう。思っていたよりも天気がよく、青空も出ている。海岸を散歩してから海へ入った。ありえないほど透明度が高い。レベッカといろんな話をしながら波に漂っていると時が過ぎるのを忘れてしまうほどだった。
帰りに魚屋さんで鯛を買い、フリードリンクを飲みながらごはんを作る。煮付けの味付けに砂糖がないのではちみつを入れたら不思議な味になってしまった。刺身はうまかった。
8時からフリーのサルサレッスンがあると書いてあったので楽しみにしていたのだが、予定の時間を過ぎても何もはじまらず、その看板は片付けられ、なぜかフラメンコショーがはじまった。悉くサルサに縁がないわたし。でも生まれて初めて見るフラメンコショーは惚れ惚れするほど格好良くて、ここがメキシコであることをすっかり忘れてしまうのであった。
Day 334-335 Chitchen Itza to Coba
4/17 Mon
チチェンイッツアの遺跡は大変混むと聞き、キャンプ場から2キロ先にある遺跡までチャリンコをとばして8時の開場と同時に中へ入った。さすがにまだ空いている。
中央にそびえるピラミッドは一面につき91段の階段があり、91段×4面+中央の神殿=365日を表している。北側の両側にはククルカン(蛇)の頭部の彫刻があり、春分の日・秋分の日に太陽が沈む時、ピラミッドは真西から照らされ階段の西側にククルカンの胴体(蛇が身をくねらせた姿)が現れるようになっている。パソコンも機械もなかった1000年以上前の時代の人たちがそこまで計算に入れて建築を行なっていたというのは信じがたい話である。
他のツアーを案内しているガイドさんの話が耳に入ってきた。彼はスペイン人とマヤ人の間に生まれ、マヤ語を喋るしマヤの文化(狩猟など)も行うが、マヤの人たちは彼をマヤと認めてくれない。そこで結婚式をマヤのやり方でやったそうだ。
まず1回目はお互いにHolaと挨拶を交わすところから。2回目は彼女の家にパンやコーヒーなどをたくさん持って行き、彼女の母親同席のもとに会う。3回目に結婚を申し込み、それから半年の間に自分の手で家を建てなければならない。あまりに辛くて途中で投げ出しそうになったが、いろんな人から叱咤激励をうけてなんとか頑張ったという。
結婚パーティーは3日がかり。1日目は家族、親族、友人。2日目は近所の人たち。そして3日目は誰でもウエルカム。その間新郎新婦は24時間(72時間?)手足をつながれた状態で過ごさなければならない。それだけずっと一緒にいられるか試される場でもあり、結婚とはそのぐらいの覚悟が必要だという象徴のようなものでもあるのかもしれない。そして彼はこの儀式をすべて行ってはじめて「マヤ」として認められたそう。なんとも面白い話であった。
つづいて球技場へ。マヤの中では神々への生贄を決めるために、ゴムでできたボールを手を使わずに輪っかにくぐらせる球技が行われており、中でもここチチェン・イッツァの球技場は最大級である。ちょうどタイミング良く日本人ガイドの方が説明されていたのでまたもやちゃっかり紛れ込むわたし。
競技は7人VS7人で行われ、高さ8mのところにある輪っかにボールを入れたほうが勝つ。負けたチームのリーダーが首をはねられて生贄にされるというのだが、最近では生贄になるのは名誉なことだったので勝ったチームのリーダーだったのではないかという説が有力だとか。いずれにせよ血みどろの戦いである。また、全長165mもある球技場の端と端でどうやってコミュニケーションをとっていたかというと、壁に向かって叫ぶと、反対側の壁から声が反射して聞こえるのでそれを利用していたようだ。ちなみに球技場の中で手を「パン」と叩くと7回反響する。(7という数字はマヤにとって重要な数字だったよう)それにしてもこれらをすべて計算に入れて作っていたマヤすげー。すごすぎる。
あまりに感激したので売店でマヤの本を買ってから遺跡をあとにした。
宿に戻って荷物をまとめて出発…したのはいいが、コンビニで水を買おうとしたところ大きいサイズが売ってなかったので代わりに5kgの氷を買った。この灼熱地獄の中では氷も一瞬でお湯になってしまうので、少しでも冷たいものを確保できる名案だと思ったのだが…氷を狭い口の水筒に移すのが思いの外大変で、コンビニの前でガシャガシャと氷と格闘していたら小1時間ぐらい経っていた。何やってんだわたし。
気を取り直して13時に出発。相変わらず単調な道だが、今日は雲が多くて助かる。
Vallaloidというかわいらしい街に着いた。ここにとどまるか迷ったが、もう少し先にSuytunというセノーテがあるというのでそこまで行くことにした。プールとハンモックとセノーテがあり、プールの目の前でキャンプしていいと言われた(50ペソ)。最高のロケーション。セノーテは残念ながら18時に閉まってしまったので目の前のプールで泳いだ。スッキリ。
ユカタン半島、道はつまらんが毎日面白い宿?に泊まっている。
4/18 Tue
朝9時にセノーテが開くというので行ってみた。薄暗い階段を降りていくと天井から差し込む僅かな光に照らされ、セノーテが現れた。わたしの他に誰もいなく、時折聞こえる水音の他はしんと静まり返っている。よく見ると黒い魚影があちこちで揺れている。冷たい水に潜り込み、静寂の中にぷかりと浮かんだ。時が止まったようだった。
立ち上がると足元がフカフカであることに気づく。泥炭が蓄積しているようだ。思いつきで泥パックをしてみたら、肌がつるつるになった。
6時に起きたにも関わらず、セノーテで泳いだりネットの海で泳いだりしていたらあっという間にお昼になってしまった。
今日はジャングルを通ると思っていたが終始何もない道だった。コバという村に着き、テントを張れそうなところを探していると、おじさんが家の前に張っていいよと言い、家族総出で手伝ってくれた。そして犬がたくさん寄ってきた。
なぜだかクッキングセットをどこかで紛失してしまったため、空き缶で卵や米を調理してみた。火力が弱すぎたため、卵はなんとかできたが、米は失敗した。それにしてもこの方法だとビールをたくさん飲まないといけないなあ。困った困った。