朝ごはんは昨日の差し入れにいただいたサンドイッチ。これでもか!っていうぐらい具だくさんでおいしい。
Googleマップを開いたらたまたま目についた「博多織」の文字につられて入った工房。
ギッコンバッタンという音のする方向に向かうと、通路の両側に並んだ機織り機が休みなく働いている。
従業員の女性は働く手を止めて、ひとつひとつの工程を丁寧に解説してくれた。
博多織も西陣織と同じく絹糸を使ったジャカード織で、表と裏で違う色を出すことができる。生地の厚みは通す横糸の本数によって変えることができる。先日ミニ機織り体験をしたおかげで、以前と比べて仕組みがよく分かって面白かった。今は機械織りで傷などのチェックをするのみだが、昔は全て手作業でやられていたというから驚きである。
ちなみにこの模様は献上柄といい、仏具の「独鈷」と「華皿」との結合と中間に縞を配した紋様。慶長5年(1600年)黒田長政が筑前を領有するようになってからは、幕府への献上品として博多織を献上するようになったという。
来年でなんと777周年になる博多織。そんな歴史のあるものだとも知らず、何の気なしに入ったのだがとても面白かった。
博多織をあとにして、つづいてやってきたのは糸島にある酒屋さん。
福岡・博多・糸島の酒蔵 │ 蔵元【杉能舎】では日本酒やクラフトビールだけでなく、酒粕を使ったパンまで作っている。ビールも酒粕ベーグルもおいしい。
産直市場・伊都菜彩内にある「伊都物語」直営店のミルクいちごアイスがハンパなくうまかった。ミルクは言うまでもなく、凍ったいちごがゴロゴロ入っていて今まで食べたいちごアイスの中で間違いなくベスト1。
福岡産の原料を使い、昔ながらの作り方で醤油づくりをしているミツル醤油へも足を運んでみた。「生成り濃口」を購入。九州の醤油は甘いのが基本だけど、これはどんな味なんだろう。たのしみ。
福岡で食べたものは何もかもめちゃくちゃおいしかった。もうこれはふつうに住みたいですぞ。