Day5-7 @ Salt Spring 沈没日記
長期旅行者が一箇所にしばらく滞在することを「沈没」というが、わたしはここSalt Springで早速沈没している。
人も自然も食事も、何もかもが良すぎるのだ。もちろん不便もあるし、快適なことばかりではないけど、本当にいいところ。本当はMelたちと一緒に月曜のフェリーで移動するはずが、気づけば2日も経っている。
その間何をしていたのか。
おとといは鹿を解体してから、
HarryとNargestという女の子と一緒にビーチへ行った。ビーチへ行く時にわたしが着替えようとすると、「あそこのビーチは服を着なくていいんだよ」というから冗談だと思っていたら、ビーチに着いた瞬間、服を脱ぎだすHarry。そのまま産まれたままの姿で海に飛び込んでいった。
頭まで潜ってまるで子供のように無邪気だ。わたしも足をつけてみたら、飛び上がるほど冷たかった。一年中ここで沐浴をしているらしい。
その夜はCharlleteのお父さんのお別れパーティということもあって、豪華な食事が並んだ。
わたしは鹿のリブロースといつものローストと鹿カレーを作った。
それからこの島唯一の社交場であるTree house cafe にいった。名前のとおり店の真ん中に大きな木が立っている。
音楽イベントが毎晩のように開かれるらしく、大変賑わっていた。この日はBob Marley nightだった。来週はHarryがステージに立つらしい。
昨日の午前中はHarryに敷地内のツアーをしてもらった。
もう、本当にいろいろすごすぎる。これについてはまた後日詳しく書くことにしよう。
そのあとMelたちとgoat cheese ファクトリーに行ってチーズを食べまくり、二人をフェリー乗り場まで見送った。
最後までMelには本当にお世話になった。旅のはじめに二人に出会えて、そしてSalt Springに縁をくれて、本当によかった。
帰ってきてからは子供たちと折り紙をして遊んだり、住人たちといろいろな話をした。
今日はCharlleteと一緒に畑のお手伝いをした。雑草(アサガオの根っこ)をとり、カボチャを植えた。そして夜はSushiパーティーだというので買い物に出た。途中でTacosやさんに寄り、はじめてFish Tacoを食べた。
スーパーで豆腐を買い、帰ってからみんなで準備。わたしは味噌汁と卵焼きを作った。Sushiはよくやるそうだが、手巻き寿司という方式を知らなかったようで、みんなとても感動していた。
住人はみんなハーブや花にとても詳しい。身の回りにあるありとあらゆるものを採集して、乾燥させたり、オイルにしたりしてる。毎日違うブレンドのハーブティーを飲ませてくれる。
わたしが寒くて寝られないという話をしたら、みんなが毛布や靴下やセーターを貸してくれた。本当にみんな優しくてすてきな人ばかり。
明日行こうかな、と思ったら明日はHarryとバスケットを編むというではないか。Harryのバスケットは本当に素敵。しかも夜はまた素晴らしいイベントがあるとのこと。
そんなわけで沈没しているわたくしであります。