まやたろの体当たり日記 Wanderlust

東京銀座のOL→山梨で農業と狩猟をはじめる→2016北米&南米自転車縦断→2017夏全国キャラバン→2019秋「なないろペダル」(出版舎ジグ)刊行!

Day 13 @Whidbey islandの奇跡

91.5km 6hr30min
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Bullock'sからフェリー乗り場まで約12km、フェリーでAnacortesへ。
そこからひたすら南を目指す。
Decepsion passという海峡の橋には人と車が溢れかえっていた。今日はどうやらMemorial dayという祝日らしい。
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American size!!

Coupevilleという小さな港町で遅めの昼食を食べた。OysterBLTを頼んだら、とんでもないボリューム。大きなカキフライがこれでもか!というぐらいに挟まれ、横にはポテトの山。おいしいんだけど、、お腹イッパイです。このあと30km漕ぐ予定なのよね、、
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とか言いつつ、向かいのHomemadeアイスクリームも食べずにはいられないあたり、さすがわたし。だって行列ができてたんだもの。3種類選べて$3は安い。しかもおいしい。だけど寒い。
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今日の宿はどうしようか。South Whidbey 州立公園でキャンプをしようかと思ったが、キャンプ場がclosedだったのと、なんだか海で夕焼けが見たかったのと、ビールが飲みたかったので、一度降ろしかけた荷物を再度積んで漕ぎ出す。目的地の海辺に向かう途中であまりにきれいな海岸を見つけて、気づいたらそっちに向かって坂を下りていた。
Where should I camp?
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お馬さんこんにちは。今日はここでキャンプさせてもらおうかな。
May I camp here?
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念のため地主さんの許可をとろうと、近所の人に聞いて回るがいまいちよくわからない。そして最後に聞いた人が、「この丘をずっと上っていたところにあるおうちが地主だよ」と教えてくれたが、重い荷物を持って「丘に上る」のが面倒になってしまって、どこか他にいいところはないかと海岸沿いをウロウロしていた。
It's so beautiful...
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遠くにMt. Bakerが見える。
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美しいのう。思わずため息が出るのう。。

するとどこかから車が一台やってきて、犬を連れたおばあさんが出てきた。おばあさんはわたしの存在に気づいていなかったが、わたしが話しかけると優しく微笑んでくれ、しばらく海辺で話した。そして話しているうちになんと泊めてくれれることになった。え、えっいいんですか?とか言いながらすっかりお言葉に甘えておばあさんのお宅へ。
A women and her dog came to the beach. After a breif talk, I was so surprised that she would let me stay at her house.
彼女の名はNancy。今はこの町で犬(名前がBear)と2人?で住んでいる。
Thank you Nancy! and her cute little "Bear".
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とても素敵なお宅で、テーブルにはお花が生けられ、きれいに整えられたベッドが置かれた部屋がたくさんあり、そのうちのひと部屋に寝かせていただくことになった。さらにはお風呂まで。。
まさか今日熱いお風呂とフカフカのベッドにありつけるとは思っていなかった。ただただありがたい。お風呂から上がると温かいお茶とクッキーを用意してくれた。もう泣きそう。。
聞くとNancyは今日に限ってなんとなくBearが歩き足りないと思い、たまたまあの海岸に降りてきたのだという。これも何かのご縁ということで見ず知らずのわたしを泊めてくれた。そして驚くべきはNancyがなんと91歳であるということ。70代だと思ってましたよ。Amazing Nancy!!
いつもひとりだと言うこともあってか、Nancyも「なんだか楽しいわね」、と言ってくれた。折り紙をいくつかあげ、明日の朝はJapanese styleの朝食を作るよ、と告げるとさらに喜んでくれた。

夕日が導いてくれた素敵な出会いに感謝しながら、ひさびさのベッドで爆睡しましたとさ。
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