大阪で友人が出演する「騒音コンサート」という解体工事と音楽のコラボイベントが面白そうだったので行ってみた。
解体工事を騒音ではなく音楽の一部として楽しむというコンセプトの元、クラシック音楽をバックに公開解体工事。
想像していたよりもたくさんの人が来ていて、会場は超満員。人気すぎて裏からしか観られなかったけど、あんなに解体工事をじっくり眺めたことはなかったしすごくたのしかった。
さて、これから九州に向かうのにどうしようかな…ヒッチハイクしようと思っていたけど今から行ったら暗くなるし今日は無理かな…明日の朝出発しようかな…もしくは夜行バスで行こうかな…。
そう思っていると目の前にヒッチハイクのプロが現れた。電車にはほとんど乗らないというプロ曰く、
「大丈夫っすよ。俺スマホのライトで夜でもヒッチハイクできましたよ。」
もうひとりプロが現れた。
「吹田SAは徒歩で入れますよ。SAのトイレ前がベストポジションです。トイレに入る前に(○○行きの看板を)見てもらって、トイレに入ってる間に考えてもらって、出てきたらもう一度お願いする。シンキングタイムをもたせるのがコツです。」
など、さまざまなワザを伝授していただいた。
するとさっきまでの不安はどこへやら、俄然やれる気がしてきた。教えてもらったとおりに吹田のSAまで歩いて行き、トイレ前に陣取る。すると、なんと開始20分で熊本行きの車に乗せていただくことになった。いきなりホールインワン。
乗せてくれたぴろりんは車と自転車好きの新聞記者さんで、職場のある熊本から埼玉の実家に車で帰省していた帰りだという。彼も学生時代自転車部で、24時間で400km走ったり、日本縦断をしていたり、となかなかぶっ飛んでいて話が盛り上がる。高速をかっ飛ばしてくれたおかげで福岡まであっという間に着いた。
そこへ博多に住んでいる幼なじみの両親が深夜にも関わらずわざわざ迎えにきてくださって、ごちそうと積もる話を肴に早朝まで飲んだ。
翌日はおとうさんの職場である糸島へ。早速カキ小屋へ連れてってもらう。
糸島の牡蠣は味が濃い。個人的には広島で食べたのよりおいしかった。
うちわえびはじめてみた。食べるとこ少ないけど旨味が凝縮されてる。
ずっと行きたかった「またいちの塩製造所」。
海水をくみ上げてから竹の枝をつたわせて凝縮してから釜で炊き上げる。
夜にはイチオシの鳥皮が有名な焼き鳥屋さん連れて行ってもらった。3人なのにいきなり30本も頼むので驚いたが、ここの鳥皮は何日もかけて焼き直しているので脂が落ち、ぷりぷりだけどさっぱりしていて、何本でもいけてしまう。まさに鳥皮の概念を覆す味。
こんなにも美味しいものばかりごちそうになってしまって恐縮です。
本当にありがとうございます。
雪がちらつく中、大分へ向かう。
まさか九州で初雪を見ることになるとは夢にも思わなかった。